気ままに趣味生活

前半、一瞬の隙を突かれて那覇西に先制され、
後半には佐藤穣、廣瀬の「クマガヤコンビ」によるビューティフルゴールで同点に追いついたが、
その後再び一瞬の隙を突かれて追加点を許し、
後半終了間際にDF黄の起死回生の同点弾で再び追いつき、PK戦に持ち込むも、
4人目、5人目が失敗し、結局3年前の四中工戦と同じくまさかのPK負けを喫した。
93年以降初めてとなる群馬県勢の2年連続初戦敗退・・・。

個々の能力では明らかに育英が上回り、
ゲームもほぼ育英が支配していたものの、
那覇西が常に数的優位を作りだすDFを徹底。
育英のシュート精度が高くなかった事もあるが、
攻め込んでもなかなか得点するまでには至らなかった。
また、中盤ではポジションバランスが崩れてセカンドボールをほとんど拾えず、
DF組織もバラバラで度々危ない場面を招き、
肝心な所でのパスミスが多かった事も響いた。

元旦の天皇杯で浦和の連覇に大きく貢献したU21代表DF細貝萌、
清水では不動のCB、昨年度A代表入りした青山直晃、
U19でも主力として活躍する、今や新潟に欠かせない存在となった田中亜土夢らが抜け、
去年、一昨年と比べ「谷間の世代」と言われた今年のチーム。
プリンスは散々、総体出場も逃し、
選手権に向け調子は上がってきたように見えたが、
やはり現実は甘くなかった。
連携はイマイチ、相変わらずの決定力不足、パスミスを始めとするイージーミス・・・
同点に追いついた気迫は素晴らしかったが・・・。

局面局面では何人に囲まれても得意のドリブルと足元のテクニックで那覇西を翻弄した2年生MF廣瀬、
機を見て度々オーバーラップし、鋭い攻め上がりを見せた同じく2年生DF米田淳、
サイドからゴール前までトリッキーなドリブル突破、
同点ゴールをアシストした1年生MF佐藤穣。
更に1年生MF米田賢、DF笛田と、才能ある1、2年生がスタメン出場した今日の試合。
若い才能が要所要所で素晴らしいプレーを披露し、チームが大きく飛躍する可能性を見せてくれた。
悪い流れを断ち切り、この悔しさをバネに来年度こそは「強い育英」を見せて欲しいものである。