2008/07/10(木)13:03
上州の大魔神
第89回全国高校野球選手権大会、いよいよ初戦を迎えた前商。
相手は強打の浦和学院。
前商エース佐々木のMax144kストレートが浦学打線にどれだけ通用するか見ものだったが、
なんと浦学打線の裏を掻き、佐々木は変化球主体のピッチングに徹した。
これが見事に嵌り、佐々木は強打浦学打線に対し、
実質完封(1失点は明らかな誤審によるもの)勝利!
打ってもホームラン性の当たりと決勝タイムリーとなる2塁打を放つなど、
まさに上州の大魔神の本領を存分に発揮した。
前商の鍛えられた完璧な守備陣、先制タイムリーを放った主将樺澤も見事だった。
県大会準決勝、決勝では、主審がストライクゾーンを広く取ると見るや、
サイドを大きく使ってストレート中心の投球を組み立てたり、
この日は相手の裏を掻いて変化球ピッチングに徹するなど、
臨機応変な頭脳的ピッチングが光る佐々木。
もちろん、見た目以上に伸びのある、重いストレートがあることは言うまでもない。
次は3回戦。
佐々木の活躍で、前商初のベスト8入りなるか?注目される。