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脱線事故から二年経って行われた慰霊祭の模様をNHKが中継していた。 遺族代表の口から、JR西日本に対して厳しい批判の言葉が出たのを聞いて、これはもうよほどのことだなと思った。 JR西日本の職場の様子も紹介されていた。「私たちは事故のことを忘れることなく・・・」と唱和している。それが何とも白々しく感じる。 当時の責任者たちはこっそり関連企業へと天下りし、運転手の個人的ミスという自分たちが作っていたシナリオが、「日勤教育」の問題点を追及されると、日勤教育そのものをこっそりと手直ししつつもその責任、事故との関連は否定する・・。 どこに「真摯な反省」がある? 「危ない」「こんな事をやっていたら事故がおきる」「日勤教育は不当なプレッシャーを与えるだけだ」「無理なダイヤの組み方ではないか」「人命軽視に繋がりかねない」・・・といった現場の声を全て無視した当時の幹部らの責任は問われていない。 天下り先を訪ねて、なぜこんな措置をとったのか?これが責任の取り方か?と質問しようとしても会おうともしない。 国鉄民営化の際に、うまく立ち回り、上司の意を体して動き、仲間を裏切った代償として手に入れた現在の地位。そんなに簡単には手放せないか・・。 磨り減ったのは自らの「人間らしさ」ではないのか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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