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Kannanのロフトを出て、ひたすらのんびりとシカゴのダウンタウン(ループやリバーノース、マグニフィセントマイル)を歩く。なんか、地元に帰ってきた気分がする。留学中はそんなに来た訳ではなかったけど。先週と打って変わって、天気は快晴、気温は17度。乾いた風が心地よい。いつも思うがシカゴは綺麗な街だ。白を基調とした古い摩天楼が多く、青い空、シカゴ川、ミシガン湖、公園、などと良く合う。途中、カフェでお茶を飲みながら、村上春樹の「ねじまき鳥」を読む。村上春樹の本はカフェしかも外国で読むのが、なぜか心地よい。不思議、かつ難解な世界に入るためには、ちょっと普通じゃない場所のほうがいいのかも、とか考えながら、三部作の2巻、3巻を読破。前に読んだときもそうだったのだが、しり上がりに上がりまくるスピード感と、不可思議さが相まって、読み終わったときは汗ばんでしまった。かといって、感動とか、示唆とかはあんまり感じない作品ではある。読後、ちょっと主人公に共感して、シカゴトリビューンの横の広場で座って人の流れを観察したりして。
と、夕方になったので、一旦Kannanの家に戻り、7時ごろ仕事から帰ってきた彼としばらくビールを飲みながら色々と話す。仕事のこと、ビジネススクールで得たこと、友人のこと、など。9時くらいに腹が減ってきたので、一緒に近場のイタリアンへ。アメリカにしてはまずまずの料理をつつきながら、更に色々と語る。同級生で一番成功しそうなのは、既に成功しているやつらの話、ワークライフバランスについて、など。話しながら、すごく焦る。仕事ばっかりしてる。ビジネススクールで得たはずだった、人生を楽しむ、ということ、人生はフレキシブルであるということ、それらが一年もたたないうちにすっかり忘却のかなたにいってしまってる。Kannanが言う。「次、点滴を受けながら会社にいくようなことがあったら、日本にいって蹴っ飛ばしてやる」と。「そんなことをしなきゃいけない気分になったら、Derekと話せ」と。Derekはフロリダのあたりでのんびり働いている、超easy goingなやつ。弁護士の仕事がいやで、ビジネススクールに来て、今は小さな会社でマーケティングを楽しみながらやっている。一週間に50時間以上働くことは稀だという。 その後家に帰っても、将来のこと、次のリユニオンのこと、など色々語って、1時ごろ就寝。シアトルではDavid宅、シカゴではKannan宅に、来れてよかった。優秀で楽天的、頑張りやで、親身になってくれる友人の存在、いずれもかけがえの無い、僕のビジネススクールでの財産だ。彼らがいるから、自分をいつでも軌道修正できるし、一方で奮い立たせることも出来る。 さて、また広い視野を持って、前を向いて歩くかな。その前に、考えるべきことは一杯あるけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年05月09日 11時04分16秒
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