備忘録

2008/04/27(日)00:00

懐の深い人たち

前々職の人たちと飲みました。 当時の部長が、某社の社長に就任したということで当時のメンバーでお祝い。総勢20名のにぎやかな飲み会でした。僕が最年少、ということで幹事を拝命。 当時、別の部長がいたのですが、あまりのひどさ(=仕事のできなさ)に、部員が反乱を起こし役員を動かし、その部長に首をすげ換えた、といういわくつき。首謀者たちは「青年将校」と呼ばれ、上の人から随分皮肉を言われたものです。その元・青年将校による祝賀会、ということで楽しみにしてました。 当時2年目だった僕ももう10年選手。先輩たちもみな大人に成ってましたが、昔と変わらず、あの体育会の雰囲気。すでに半数以上が退職し、皆さん投資会社、投資銀行、あるいは国政の世界などでご活躍の方ばかりですが、会話のトーンも昔のとおり、とっても充実した会でした。 思えば、その部長が着任してからも、各担当は部長の言うことを聞かず、道理に合わないことがあるとすぐに部長室へ駆け込んで部長を詰める、部長も我々のやりたいようにやるべく、他の役員を動かしまわり、一方で部員に対しては檄を飛ばして休日返上でひたすら働かせる、という、当時の銀行というおカタい企業の中では特殊な組織でした。 自身、それからも幸せな仕事をしてきている、と思いますが、やっぱりあの頃の部長、先輩方に教えられたこと、姿勢、などが自分のその後のキャリア・人生に対する姿勢を作った、と思うことが多いです。本当に厳しいながらも懐が深く、人間として尊敬のできる人たち。 そんな気持ちで、タクシーでうとうとしながら帰路につきました。 これからもこの人たちと一緒にいられるように精進をしようと思います。

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