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また、佐藤 愛子さんの本が回ってきました ヨガの先生がはまっているようです
「ああ面白かったと死にたい」佐藤さんのエッセイの中からの蔵言集、面白いです 心の底の不安 (エッセイ『こんなふうに死にたい』より) 皆が老い込んではならない、と思っている。年よりも若く見えることを誰もが望んでいる。そのために散歩やジョギングをし、血圧を安定させるべく努力し、コレステロールの心配をし、蛋白を調べ、定期検診を欠かさず、食物に留意し、クスリを飲み、おしゃれを心がける。まるでそれが強迫観念になっているかのように、あれに効く薬、これに効く食物、西洋医学、東洋医学、あっちこっちにも頼って、健康を考え老いに抵抗し、それでいて、いやそうすることによって却って心の底に不安を抱え込んでしまう。 情報番組で紹介されるとスーパーからはいろいろな物が消えますね ココア・バナナ・ナッツ・エゴマオイル・・・ こういった健康食品の摂取に心掛けている人、歩数計を付けてウォーキングを頑張っている人、美しくあるために努力している人、頑張って野菜を食べてる人、健康診断の数値に一喜一憂している人・・・ 知人に美しくあるためにはどんな努力でもいとわない人がいます 決して太らず、決して日焼けをせず、お顔には細心の注意をはらい 時間を費やし、何歳に見えるかが重大事項です 反対に「シワは生きてきた年輪よ」と潔い良い人もいます 生きるのもたいへん、死ぬのもタイヘン(エッセイ「男と女のしあわせ関係』より) 死期が来たのを感じて。「ありがとう・・・」折角最後の言葉を残して静かにあの世に行こうとしているのに、それ強心剤だ、やれ点滴だ、心臓マッサージだと無理ヤリ引き止められ、気が付いたらまだ生きているではないか。そこでまたやり直し。「ありがとう、さようなら」という。そして死んで行こうとするのにまた襟髪掴んで引き戻される。振り切って死ぬにも点滴に縛られて、気息奄々(息絶え絶えで、今にも死にそうな様。)生きさせられる。ああ、いったい私はどこで「ありがとう」をいえばいいのか。現代の科学が神の意志と戦うのは勝手だが、科学と神の間でウロウロする私の方はたまらない。生きるのもたいへんだが、今は死ぬこともタイヘンなのである。 ちょうど先日、友人と亡くなる間際にドラマのように「ありがとう」なんて言える人いるのかしらね~なんて話したばかりでした 日ごろ思っていることですがこのように文章になると何だか笑っちゃいます 佐藤 愛子さんて凄いですね それほど強迫観念もないし「老い込んでいられない」とは思っていませんが腰痛や膝痛予防、改善の為にこれからジムで水中ウォーキングをしてきます お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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