2012/06/21(木)21:36
夏至
6月21日は二十四節気のひとつ「夏至」
DSCF7344 posted by (C)たがめ48
(写真は我が家で一番ちいさいサツキ。花壇の隅に枝をさして育てました)
この日を過ぎると本格的な夏が始まるという意味です。
太陽黄経が90度の時で、瞬間は6月21日8時09分。
期間としての意味は、今日6月21日から次の節気の小暑の前日7月6日まで。
北半球では、太陽の南中高度が最も高くなり、一年中で一番昼が長く、夜が短い日。太陽が最も北(北回帰線の真上)に来るために起こる現象です。実際は梅雨の真っ只中なので、日照時間は短いことが多いです。また、一年で日の出の時刻が最も早い日・日の入りの時刻が最も遅い日と、夏至の日とは一致しません。
三重県二見浦〔ふたみうら〕には、夏至の時期だけ夫婦岩の間から朝日が昇るそうです。夏至の日の前後二カ月くらいということです。画像お借りしてきました。
【夏至の日の太陽の南中高度】
今日はこのお話を。夏至の日の太陽は、まるで頭の真上から照りつけているような感じがしますね。太陽の南中高度を求める公式は、
夏至: 90°- 緯度 + 23.4°
東京の場合は、北緯35.4° 夏至の南中高度は78度となります。確かに頭の上に太陽がある感じですね。ちなみに、冬至の時は31.2度(90-35.4-23.4)となり、その差は46.8度もあります。
太陽の南中高度の違いは、地球の地軸が太陽の通り道に対して23.4度傾いているとこによって起きるものです。この傾きが四季の変化をもたらしてくれているのですね。
(太陽高度の変化と気温の変化のずれは地球を取り巻く大気が暖まりにくく、冷めにくい性質のためです)