縄文人☆たがめ☆の格安、弾丸?海外旅行

2021/01/01(金)17:37

進撃の巨人 The Final Season 第63話 手から手へ

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  進撃の巨人   #63   手から手へ ☆前のお話は → 「第60話 海の向こう側」 「第61話 闇夜の列車」           「第62話 希望の扉」 ★1期 → 「進撃の巨人 第 1話~第25話」 ★2期 → 「進撃の巨人 第26話~第37話」 ★3期 → 「進撃の巨人 第38話~第59話」 「ファルコ。こんな時間にどこへ行くんだ」 「忘れ物をしたんで、これから本部に取りに戻るところです。失礼します」 「ファルコ。頼みたいことがある」 「何ですか? クルーガーさん」 「手紙を送りたいんだが、この収容区からじゃ中身を確認されるだろ。それだと俺が仮病だってバレちゃうから収容区外のポストに投函してきてほしいんだ」 「いいですよ。家族宛てですか?」 「ああ。俺がここに無事でいるって伝えたいだけなんだ...」 (ポスト投函) (タイバー家御一行来訪) 「...私がタイバー家当主ヴィリーだ」 「戦士隊隊長テオ・マガトです。お初にお目にかかり光栄です。タイバー公」 「よろしく。マガト隊長。では我がタイバー家一族を紹介させていただこう」 (とりあえず一族みんな出しとこ。誰がアレだかわからないし) (まあ、お年寄りと小さい子は違うかw) 「結成当初より戦士隊を束ねるあなただ。見抜けましたか。一族の誰が戦鎚の巨人か」 「いいえ。見当もつきません。本当にここにお越しになっているのかさえも」 「...話に聞いた通り思慮深い。しかし、いますよ。戦鎚の巨人は...この中に」 「ここにはヘーロス像を見に来たんだ。100年前人間でありながら大地の悪魔を撃ち破り世界を救ったマーレの誇る英雄ヘーロスの雄姿を。見事だった。勇ましく美しく傷ひとつない。まさにマーレの魂そのものだ」 「ええ、まさしく。銅像の中は空洞ですし」 「隊長殿は手厳しいな。噂ではマーレの徴兵制復活を働きかけているとか」 「マーレ人の戦争とは新聞の活字にのみ存在します。字を読むだけで領土が広がるのだからラクでいい。鉄砲玉を浴びるのが手なずけた悪魔の末裔や亡国の民ならなおのこといい。実際マーレ人に弾が耳の横をかすめる音を聞かせたところでこの国は自壊するまで戦争への歩みを止めないでしょうが。もしマーレを裏から操る者がいるなら言ってやりたい。とうに手遅れだと」 「本当に容赦がないな隊長。立つ瀬がない。察しの通りこの国はタイバー家の権限下にある。だがマーレが軍国主義の道を歩んだのは、あくまでマーレが選んだことだ。我々はマーレへの贖罪として自由と力を与えた。結果エルディアもマーレも闇夜に投げ出された。その責任はタイバー家にある。私は来たる祭事において世界にすべてを明かすつもりだ。英雄像を見に来たのは嘘ではない。マーレには再び英雄が必要なのだ。テオ・マガト...今一度この手を握ってくれまいか」 「うわあ...ピーク、何やってんだよ」 「こっちの方が、しっくりくるんだ。ビックリさせちゃった?」 「普通に立って歩けよ」 「巨人は南からやって来る。その意識から壁の北側の山岳部に行くほど守りは薄くなっています」 「では北側から叩くべきか」 「それも一つの手でしょう。しかし大型船が着岸可能な桟橋は依然として波止場のみです。我々の物量を生かすなら...」 「では南か」 「ですが南は調査船団を失ったように敵の注意が集中していますので波止場が破壊されている可能性もあります」 「では何が言いたいのだ」 「私は私の知りえる情報をご参考までにと...」 「わかった。もういい。エルディア人に喋らせた我々が間違っていたんだ 「パラディ島作戦は順調だな。上官方は大変聡明であられる。どんな作戦を告げられるか楽しみだ」 「たとえば4人の子供にすべてを託すとかね」 「抜いた...ファルコがガビを抜いた!」 「フッ。一度勝ったくらいであの騒ぎだ。まったく...こっちの気も知らないで」 「ファルコがいまさら、どんな成績を残そうとガビの優位は動きませんよ」 「おい、チビども。今日はどうした」 「ファルコがガビに勝ったんだよ」 「へえ、成績で?」 「ううん。かけっこで勝っただけ」 「これは歴史的快挙だよ」 「スゲーな。そりゃ。次の鎧はボウズで決まりだ」 「フン。いまさら、あんたが比較対象になるわけない。私は戦果を挙げて祖国に貢献したんだから」 「あ、そうだな...でも軍はまだ鎧の継承者を発表していない。その日が来るまで俺はやることをやるだけだ」 「おい。あいつ、カッコつけてんぞ」 「あんたの家は兄貴が獣を継ぐんだから、もう名誉マーレ人になれるのに。何のためにそこまでするの?」 「...お前のためだよ!」 「...言っちゃったぜ、おい」 「...はあ? 私のジャマしといて私のためだって言いたいわけ? わけわかんないんだけど」 「伝わんなかったか~」 「何、あいつ。何なの?」 (家の近所でパンをもらう) 「たんと食べてブラウン副長みたいに大きくなるんだよ」 「本当にこの収容区の中で宣戦布告をやるのか...」 「何だか劇場みたい」 「ここに世界の偉い人を集めてお祭りってのをやったら世界中が味方になるんだって」 「それじゃあ。マーレの問題はすべて解決して最高だな」 「無理だって思ってるの?」 「ガビは違うのか? 先月まで殺し合っていた中東連合の国々も含まれるんだぞ...俺の一家は外国の収容区から移って来たからわかる。ひどい目にあった...外国のエルディア人に対する敵意はここの比じゃない」 「じゃあ、なおさら何もしないわけにはいかないでしょ。ここを選んだのはきっとエルディア人を理解してもらうためだよ。私たちは悪魔じゃありませんって」 「どうやって...」 「笑え。あんたの見返したいって気持ちはよーくわかるけど卑屈にしてたらまず無理だから。あとゾフィアはわけのわからない自己演出をやめろ」 「いや私これ素だから」 「じゃあ、お前はどこを直すんだよ」 「は? 私はありのままで問題ないでしょ。かわいいし頭もいいもんだから偉い人籠絡しまくりで評価はより確実になるわね」 「悪魔に見えてきた」 「あんたら。今度ファルコ贔屓したら泣かすから」 「悪魔じゃねえかよ」 「こちらに」 「ほう、大がかりな解体工事が必要だと」 「老朽化が深刻でしたので」 「おめでとう。元帥殿。軍はあなたのものだ」 「いいえ。軍は国家のものです。そしてこの国の最高司令官はあなたで...」 「...それはちょっと違うな。私は操舵輪を握った者だ...先代の誰もこれを握ろうとしなかったのがわかる...重すぎる...今すぐにでも手放したいところだが握らざるを得ない時代が来てしまった。私は...たまたま順番が回ってきただけの男なんだよ...」 「家は倒壊寸前でしたが使える柱も残っていました。その者共によると我が家にはネズミが入り込んでいるようです」 「やったじゃないか。ファルコ」 「クルーガーさんのおかげですよ。正直、今からガビの評価を上回るとは思えませんが、それでも迷わず突き進めそうです」 「そうか。感謝したいのは俺の方だがな。何度も手紙のやりとりを手伝ってくれて。おかげで助かった」 「それは家族の方からですか」 「病院の生活は退屈だろうってな。この体には難しかったが...俺も進まないとな。祭りが終わったら故郷に帰るとするよ」 「そうですか...先生が来ます。俺、行きますね」 「隣に座ってもいいかね...区の診療医のイェーガーだ。ここには、たまにお茶を飲みに来る」 「初めまして。クルーガーです」 「よろしく。クルーガー君。先ほどの少年とは仲がいいようだね」 「ええ」  (この人ジークを迎えにきていたおじいちゃんか。ということはエレンの祖父でもある) 「そうか。私も少年とは気が合いそうだ。話し相手を探すうちにこのベンチに腰かけたのだから...あの少年の叔父はエルディア復権派の幹部だった。復権派は楽園送りにされその家族も例外ではなかった」 「少年ら兄弟も家族を守るために戦士に志願し彼の兄が獣の巨人の継承権を得たことによってようやくグライス家は安泰となった」 「なぜ俺にその話を?」 「あの子にお使いを頼むのはおやめなさい。おかしな疑いをかけられてはグライス家の努力が無駄になってしまう。そして心が健康なら家族の元にお帰りなさい。もう会えなくなってからでは、後悔を残してからでは遅いのだ」 「後悔...ですか。家族に悔いがあるようですね」 「後悔しない日なんてないよ。あの日息子は妹を連れて壁を出た...私が普段から厳しくし過ぎたんだ...」 「私だ...すべては私が...」  (あら、患者だった) 「クルーガーさん。勝手に出歩かないでください」 「すみません。少し目をはなした間に...」 「すごいな」 「新聞で見た人だ」 「余計な話しない。私たちは訓練通り給仕をこなす...」 「かかれ」 「ん、なんだ。汚れた血が皿を運んでいるぞ」 「道理で飯が臭うわけだ」 (着物の女性にワインをかけてしまい謝るが) 「しっ。騒がないで」 「しかし、立派なお召し物が...」 「ご婦人。いかがなされました?」 「お恥ずかしい。ワインを着物にこぼしてしまいまして手を借りていましたの。ありがとう」 「それは大変です。どうぞこちらへ」 「どうして...」 「あなたがどんな目にあうかわからないでしょう」 「大丈夫か」 「ああ。助けてもらった...俺をエルディア人だと知ってて...」 「あの人は東洋から来たヒィズル国の人だ」 (ヴィリー登場。皆さんに挨拶) 「紳士淑女のみなさま。今宵はまことにありがとうございます。我々はつい先日まで資源を求め醜い争いを演じてまいりました。しかし昨日の敵は今日も敵...いや失礼。昨日の敵は今日の友。過去にあったことは酒と共にトイレに流し...」 「それでは、末永き平和に...」  (シーン) 「ありがとうございます。大使殿のジョークは大変高度な代物でした。しかしお客様は共通語が聞き取れなかったようなので後は私にお任せを」 (会場から拍手。「いいぞヴィリー救世主の末裔」の声) 「明日は皆さまをレベリオ収容区に招待させていただきます。そこはかつて多くの国の民を虐殺した私と同じ血が流れる民族、エルディア人という悪魔が住む家です。中でも最も虐げられたマーレはその悪魔を使って他国を虐げ悲劇は繰り返された...エルディア人との根絶を願う気持ちはよくわかります。私はこの終わりのない問題に対してひとつの解答を導き出しました。その解答を明日、私が初演出を務める舞台で披露させていただきます」 「偉大にる劇作家と歴史の目撃者に...」 翌日 賑やかな音で目を覚ました朝寝坊のガビ。 「何だ...これは...?」 「祭りだよ。外の人たちが収容区にいっぱい入って来て、いろんな出店を開いているんだよ。食え」 「これが祭りかぁ!」 「行くぞ~」 ライナーたちも。 支払いはライナーでw うつむくライナーw  (アニオリか? ポルコとピークまで食ってるwww) 満腹満足の子供たち。食べ過ぎで動けないガビはライナーに引きずられ運ばれるw 「毎日お祭りすればいいのにね...」 「そうだな...」 「なんだかね。初めてのことばっかり起きるの」 「そうだな」 「なんだか...何かが変わりそうな気がするの」 「ああ、そうだな」 「楽しんできたか?」 「ファルコは?」 「さっき知り合いを見つけたとかで、どっか行きました」 「...あれ、戻って来たよ」 「ブラウン副長。ちょっといいですか」 「今からか?」 「いいんじゃない。まだ開幕まで時間あるよ」 「...こっちです」 「いったいどうしたんだ」 「行けばわかりますよ」 「こちらです...来ましたよ」 「よう。4年ぶりだな。ライナー」 「エレン...」  (おお、この人エレンだったんだ(棒)) ★次回 『宣戦布告』

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