今日読んだ本
砂漠の花(4)
宰相クノーヴァレアによって、
シルヴァスの公子が生きていることが漏らされる。
それによりカリュンは、
一度は解放したシリスを再びカナルサリに迎えねばならなくなった。
女王カリュンフェイの名のもとに捜索は開始され、
オアシスに検問所が設けられる。
だが、捜索対象は二色の瞳を持つ者
シリスとともに旅立ったセイランダだった。
その意味を正しく理解したシリスは、自ら名乗り出るが。
砂漠の花(5)
「砂漠の罠」と呼ばれる流砂。
自分を救おうとレンソールが、
罠に呑まれる姿を目の当たりにしたカリュンは、
自失し昏倒していた。
その眠りは深く、
彼女を目覚めさせるには夢見の神官が必要だという。
だが、神殿にカリュンの昏倒状態を知られるわけにはいかなかった。
そんな折、カヤの町にいたセイランダは不安な夢を見る。
それは、カリュンの思いが夢となって彼女のもとへ飛んだもので...。