今日読んだ本
いつかかなう夢
従妹の結婚披露宴で、
一人ダンスの輪から外れていたマティは、
そばでもの思いにふける男性が気になり声をかけた。
彼はセバスチャンといい、ニューヨークの銀行家だった。
男性とは楽しくつき合い、
決して深入りをしないのが、マティのいつものスタイルだ。
悲しいけれど、わたしみたいな人間にはそれがふさわしい。
ハンサムなうえに、
ウィットに富んだ会話のできるセバスチャンは、
この場かぎりの話し相手としては最高だ。
だがマティは考えてもいなかった。
自分が彼の心に、強烈な印象を残してしまうことまでは…。
RITA賞はじめ数々の受賞歴を誇るリズ・フィールディングが、
交通事故で車椅子生活を余儀なくされた
女性をヒロインに据えて描く心温まるストーリー。
マティは「妻という名の契約」のフランチェスカの従姉にあたる。