”古い街並”大分県日田市豆田町探訪。
4月9日。由布院から日田市豆田町へ直行する。日田市は「水郷の町」「九州の小京都」「天領」等と云われ、多くの観光客が訪れる日田盆地に在る。日田市には親戚が多く、子供の頃から何十回となく行った町だが、10年位前までこんな古い街並みが存在するとは、知らなかった。そういう事で、是非とも訪れたい場所でも有った。白壁の家並み・白壁の土蔵が続く古い町を期待していたが、現実は違う世界が現れた。電柱や電線が無く、古い長屋造りの家並みが整然と続く。 旧家が連続して並び、家の高さは今まで見た中で一番高いー日田市は気温が上がる為、その対策だろう。旧家には、特産物の土産屋が多く見られる。その中で一番規模が大きいのが《草野本家》だ。 草野家は、戦国時代に筑後の国で4郡を領した豪族で豊臣秀吉に抗した為滅亡し、その子孫が日田に逃れ商いを興し名主などを務めたと、案内板に記されていた。その名は久留米市草野町に、今でも残っている。【異彩を放つ屋根の竹垣】-目的は何だろうか?【特産物の日田土鈴】日田と言えば「日田杉」が有名で、その杉を使った下駄が、昔は町中で作られ道端に並べられていた。3足100円の記憶が有る……遠い~遠い~昔の話……だ。今は土産物として、高価な値段で売られている。店内には雛人形が展示され、土鈴にも多く見られる。2~3月には、盛大に雛人形祭りが有るらしい。暑い日差しの中、豆田町の散策も終わりだ。姉と妹が、土鈴の土産を買ってくれた。姉を日田の家で降ろし、福岡空港へと1.5時間走る。福岡APー17:00発。自宅ー20:20着。4月4日に家を出て6日振りに帰宅して5泊6日の出張と九州の旅は、目出度くゴールを迎えた。本当に充実した日々でもあったが、くたぶれた週だった。