安易に染色に手を出して失敗したお話…
シミがあったり、色が気に入らないからという理由で外には着ていけず、部屋着兼パジャマに成り下がった服が何枚もあります。よほど乱暴な扱いをしなければ(汚れてもいないのに洗濯するとか)衣類は長持ちすることが分かってきて、しかも私は補修しながら着るので、生きてる間に消費できない気がしてきました。染めたら外着として復活できるのでは?と、部屋着に格下げしたものを出してきました。左から、襟まわりの汚れや幾つもシミのある白Tシャツ、色も柄も派手すぎて年齢的にもう着れないカットソー?、似合わない色のパーカー、絶対使わない色の刺繍糸。これを、こちらの染料で染めました。【定形外郵便対応200円〜350円】染料 コールダイオール ECO みや古染 20g 全14色 / 低温で染まる 布・竹用 綿 麻 レーヨン(キュプラ) 絹 ウール ナイロン ポリウレタンン 桂屋 みや古染め みやこぞめ元が濃い色の布も染めるので淡い色は避けたほうがいいのかな?と、特に好きでもないオリーブグリーンを選びましたが、これが大失敗。初心者だし、イメージしやすい黒にすれば無難だったかもしれない。お見せするのをためらうアフター画像がこちらです。色ムラも酷いし、真ん中の服はドブにでも落ちたの?みたいな汚い色。右のパーカーは良く染まりましたが、染めた意味あった??な色。完全に部屋着の烙印が押されました。刺繍糸、絡まないようにいらない毛糸(毛糸帽のボンボンを解体して出た短い毛糸)で結わえて染めました。上の二色は良く染まり、この色なら出番がありそうかな、な感じ。下の緑はほぼ変化なしでした。お金と手間をかけ、排水を汚してまで染色した結果がこれですから、がっかりです。布を染めるのって、恐ろしく水を汚すんだなと、やってみて分かりました。綿花を栽培するのに農薬をたくさん使い、布になってからも染めるのに水をたくさん使って環境を汚す。服を、というか布を使い捨てにするのは罪なことだなとあらためて思いました。素材や水を無駄にし排水まで汚したのに、失敗のまま終了で何も学ばないのは胸が痛むので、なぜ失敗したのかを調べました。ムラになった原因は、染める布をしっかり濡らさなかったこと、使った洗面器が小さくて布が撹拌しづらかったこと。ドブ色になった原因は、やはり元の色が濃すぎたからでしょう。子どもが「黒だったら着るのに」と言っている服があるので、その時に失敗作を一緒に染め直し、今度こそ一軍復帰を狙います。。