《遺品整理》ファスナーの壊れた座布団カバーと、目の悪い祖母なりに縫い物を楽しんだ形跡
最期は施設で生活していた祖母が使っていたテレビや冷蔵庫、トイレットペーパーや紙オムツ等の在庫が運び込まれ、作業スペースに困るほどの、絶望的な状況から始まった遺品整理も、あとは着物の入っていた箪笥を回収してもらうだけ、となりました。作業を進めながら母は、モノをたくさん持つことの怖さに気づき、買い物の仕方を変え、2階にある大物不要品の運び出しを中心に自分の片付けも進め、頭がまだハッキリしてるうちに、と使わないクレジットカードや銀行口座の整理を進めるという、良い変化がありました。一方で見えてきた新たな問題もありました。派手に買い物をしまくる母だけが実家のモノ屋敷化を進めていると思っていたのですが、心配性ゆえに、何でも2点(以上)買いしてしまう父も、地味に加担していることが分かりました。遺品整理で、祖母の衣類が、ちょいちょい同じもの2枚ずつ出てくるのでなぜ?と聞いたら、父が、洗い替えが必要だからと2枚ずつ買ってあげていたとのこと。そういえば、若い頃から自分の服も、同じ服を色違いで2枚ずつ買っていた…!祖母が亡くなり、手続き的なことは父、片付けは母と分担していた為、父は片付け作業をすることがなく、持ちすぎることの怖さに気づく機会を逃し、足りないことに対する不安を持ち続けているのです。これは大変。さらに、父の趣味は専用の道具が必要な事ばかりで、それらが自室の床に直置きされていて、自分で掃除しているとは言うが、掃除機などかけられるわけがないと、母が溜め息をつきます。次の課題は父の部屋か…と気が重いですが、母のモノに対する意識が変わったというプラスの変化もありましたから、めげずに頑張ろうと思います。さて本題ですが(今さら)、こちらはファスナーの壊れた座布団カバーです。洗濯をした後なので、洗濯バサミの跡が残っています。4枚とも、生地は元気なのに、ファスナーだけが、スライドはできるのに閉じないという同じ壊れ方をしています。ファスナーさえ壊れていなければ使うのにという母に、新品ファスナーを買うのは嫌だから、手持ちのホックで修理しようか?と聞くと、そんな手作り感満載のものは嫌だと断られました。遺品からエコバッグがたくさん出てこなかったら、エコバッグにリメイクするのも楽しそうですが、まぁ、今は無理に不要品を生み出すようなことはせず、ファスナーだけを外し、生地として保管しておくことにします。お次はこちら。ガーゼの寝巻きのようなものを解体して縫ったと思われる、布巾?雑巾?の一部です。古タオルから作った雑巾も山ほど発掘されたので、この、大きさがまちまちで、目の悪くなった祖母が大きな不器用な縫い目で縫ったものは使い道にも困るし処分、となりそうだったのですが、肌触りが良いし、色柄も好みだし、母には言いにくい用途を思いついたので、持ち帰ってきて、少しずつ洗濯しています。その用途とは、トイレ用ガーゼです。大の時はペーパーを使いますが、小の時は、ウォシュレットした後にガーゼで拭き、洗濯機へポイという使い方をしています。普段は布の最後の使い道をトイレ用ガーゼとしてるので、こんな、まだ元気な状態の布をトイレ用に下ろすのは、私のなかではもったいない事なのですが、布在庫過多な今は、それが許される…というか、私の一生の間に使い切るにはそれがベストだろう、と考えました。大きく不器用な縫い目は、祖母が縫い物を楽しんだ形跡なので、そのまま使えたら良いのですが、トイレ用ガーゼとして私が使いやすいのは、2つに畳んで手のひら大になる大きさなので、祖母には心のなかで謝りつつ、作り直すことにします。今日はこれで遊ぼうっと♪