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テーマ:今日のこと★☆(106252)
カテゴリ:私思抄 (この胸のうちを)
今日の月は、満月で、下界の人々を誇らしげに見下ろしているようだった。 その月も、天文学的にはこの地球の衛星であり、単に太陽光を反射しているに過ぎない。 「ロマンチックじゃないねぇ」 ロマンチック、なんて言葉は、もう死語になってしまったかと思っていた。 過労から、肝機能障害になって、今日は仕事を休んだ。ただ、ひたすら寝ていた。 最近、ネガフィルムで写真を撮ることが増えた。昔は、軽視していた代物だ。 「ネガフィルムは親が運動会を撮るもの」くらいにしか考えていなかった。 一眼レフにモータードライブを付けて、セミプロ気取りになっていた頃、 「やっぱ、バカだったよな」 大切なものを忘れていた。写真は、やはり写真なのだ。どこまで行っても真実じゃない。 真実の代弁者として、そこに写真はあった。多少のデフォルメも許容しながら。 だから、ネガであろうと、ポジであろうと、写真は写真でしかない。 久々に、RICOH GR1 にKodak のネガを入れて、変哲もない普段を撮ってみた。 GR1 はマグネシュウム合金外装に秀逸のGRレンズと銘打っているが、見た目ボカチョン。 まあ、気取らずにいて、なかなかの写真が撮れるところは「お気に入り」ではあるが。 勿論、撮影は今日ではなく、4月25日のもの。Kodakのネガ独特の色落感がたまらない。 [枯れた井戸] 枯渇しているかどうかは定かではない。 ただ、この錆色が、いかにも「乾き」を その傍観者に訴えかけている気がする。 [青と白] 何のことはない、ハウジングセンターの壁 適当に貼られた青いタイルをフレームで 「いかにも」という風に切り取った写真。 [契約の椅子] 昼飯に買ったパン屋の店先。 言うなればお飾りの椅子だが そっと座れば「安堵」の椅子 [足跡と門番] 誰でもわかるただの公園の出入り口だ。 こう言う配色と造形は子供たちが喜ぶ。 僕には、来るを拒む地獄の門番に見える [斑鳩寺] 決して奈良界隈の寺院の写真ではない。 仕事場近くの聖徳太子建立の斑鳩寺。 そう言えば、ここの町名も太子町と呼ぶ。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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