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カテゴリ:シーカヤック
『海と太陽の教室』という、織田裕二主演のドラマが昨日始まりました。 初回を観た限りでは、大人のぼくでも刺激を受ける内容です。 元々、青春ドラマをよく観てました。 古くは、夏木陽介主演の『これが青春だ!』から始まり、森田健作主演の『おれは男だ!』、中村雅俊主演の『俺たちの旅』『俺たちの祭り』、等々。 中でも、「湘南もの」が好きでした。 そして今回、織田、演じる先生が語る「夢は必ずしも叶わない」「悪が正義に勝つこともある」「しかし、ハートに刻まれたものは自分を救う」(台詞通りではありません)、とのニュアンスに共感できました。 次回以降、具体的に、それらがどう表現されていくのか楽しみです。 さて、昨日は海の日。 ぼくの『太陽と海の教室』は、葉山一色海岸から江ノ島までのソロ・カヤッキングでした。 念願だったルートのひとつ。 往復約40キロのロング・パドリングです。 一色沖特有のうねりに乗り、好調なスタート。 瞬く間に芝崎付近へ到達しました。 逗子沖まで来ると、江ノ島の遠望がくっきり見えてきます。 若干南風が吹くものの、この時点での海況はナイス! 由比ケ浜沖まで来ました。 江ノ島はまだ遠いなあ~。 好天の海の日とあって、海の上もちょっとした渋滞。 沢山のヨット、クルーザー、釣り船、水上バイク、などの合間をすり抜けていきます。 動力が無いシーカヤックは海の上では木の葉状態。 動力船との接触を回避するため、カヤッカーはかなり気を張っています。 海况がいいロング・パドリングのときは、焦らず、リラックスして漕ぐ。 それは、昨年11月参加した、西伊豆でのロング・パドリング・ツアーで学びました。 レイドバックと違い、リラックスとは、気持ちのどこかで張りのある状態をいいます。 ぼくの場合、日常生活でそこまで意識して快感を味わうことはあまりありません。 遂に江ノ島接近! 早速、島の裏側から周遊を開始しました。 どこかに上陸したいな~あ! 見~っけ、秘密のビーチ!?に上陸! 裏山を探検したいけど…時間がない…残念! でも、15分だけうたた寝しました。 それ以上のんびりするとまずいんです。 この辺りの海况は、午後から南風が強まることが多いのです。 そうなると、帰りは向かい風を受けてのハード・パドリングのしごきが…。 報道によれば、昨日の江ノ島海岸、この夏最高の約17万人の人出を記録。 そんな別世界を遠目に、江ノ島大橋を潜り、帰路を行きます。 予想通りの南風の強まりと、大きなうねりが。 この先しばらく、写真が撮れないくらい揺れました。 しかしその間、ゲレンデのコブをかわして行くスキーみたいなスリルの連続でした。 カヤックのバランスに神経を集中。 不思議にも、様々な思いが湧いてきました。 海の上では慎重でなければならない。 時に、今の行動計画を変更、または中止する勇気も必要。 しかしその反面、少しの冒険心を抱きたい。 カヤッキングするとき、相反する思いの狭間で心は旅している。 そして、気まぐれな自然の機嫌と上手につき合えたとき、自分の中に冷静さが生まれる。 やがて、大きなうねりが収まり、長者ヶ崎が見えてきました。 「嗚呼、帰ってきた」といった実感。 これから先、あと幾度ぼくはカヤッキングできるだろう。 気力、体力が残っているうち、出来る限り多くのことを、海から学びたいと思いました。 無事に帰還したクラブハウス『BEACH葉山』のラウンジ。 ソファーでリラックスしながら、今日のカヤッキングで学んだことを振り返っていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 23, 2008 01:11:25 AM
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