|
カテゴリ:映画, DVD
10代後半~20代後半にかけて、ぼくはAORというジャンルの音楽をよく聴いていました。 中でも、『ジノ・ヴァネリ』が一番のお気に入り。 最初に聴いたアルバムは『The Gist Of The Gemini (1976) 』。 クラシック、ジャズ、ラテン、ソウル、R&B、等の要素も取り入れた、フュージョン・ロック。 現在なら、安易に打ち込みで作れてしまうテクニカルな音楽。 そんな手段が無かった70年代、ジノのバッキングたちは高度な演奏を駆使。 パワフルかつ繊細なジノのヴォーカルを、荘厳なロックに仕上げられています。 その後ジノはAORブームで、『アイ・ジャスト・ワナ・ストップ』が世界的にヒット。 ポップ色を強め、『ボズ・スキャッグス』『TOTO』等と一緒に聴かれるように。 しかし、ヒットは続かず、暗中模索するかのようなアルバム制作が続きます。 ぼく的には、ジノの黄金期は70年代だと思います。 最近、その当時のプロモーション映像を集めたDVDを手に入れました。 映像作品としてはB級ですが、完成度の高いライブ演奏は、マニアにとって涙ものです。 特に、『パワー・ピープル』『ブラザー・トゥ・ブラザー』『アイ・ジャスト・ワナ・ストップ』の音の出来は最高。アルバム以上に迫力があります。 ドラムスは究極で、スネア、タムタムの締まり、スピード感ある音はゾクゾクします。 ぼくが今までに聴いたドラムスで、これ以上に素敵な音はありません。 グルーブがコンピューターで作られてしまう今日。 職人技の『70年代ミュージシャンたち』のパフォーマンスは、とても新鮮で、刺激的です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jul 26, 2008 09:39:23 AM
[映画, DVD] カテゴリの最新記事
|