2010/03/28(日)19:43
木穂りの気 ~ 高城満丸 作品展より
自作の木工作品を木彫りと言わない造形作家、高城満丸氏。
彼の『木穂り』へのこだわりを体感しに作品展へ…。
花冷えさえも忘れさせてくれた『木穂り』の温もり。
そこで見たボクの夢を、少しだけ語りますね。
前回の作品展で主役だった『木穂り犬』たち。
今回の『木穂り猫』展では案内役を務めていました。
おいで、おいで、ようこそ、木穂り世界へ…。
僕らの心身は生きているんだよ。
僕らは、宮崎の綾の森で生まれたんだ。
そこは、数々の伝説が残る神話の里。
建材には成れなかったけれど…。
満丸さんと出会って、化身にして貰えた。
そして、僕の身体に、満丸魂の欠片を…。
それは、素直に愛おしむ心。
だから、僕は猫や犬じゃない。
満丸さんの化身なんだ。
君がもしも、辛かったり、寂しかったら…。
僕をそっと見つめて欲しい。
そしたら僕は、君に内緒の気を送るから。
君の中の少年少女と出会える気を…。
いつか、僕らは君の中に住んでいるかもしれない。
桜花の下、君の中の少年少女と戯れながら…。
※高城満丸『木穂り犬』展は、本日盛況の中終了致しました。