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カテゴリ:日々色々(その他)
地上で生活していると殆ど気づかないが、江戸時代には水路交通が盛んだったと言われている東京。車や鉄道が交通網の中心となってからは、それは忘れ去られた感がある。 日本が戦後復興するにあたり、もしヴェネチアのように、水路のあるオールドシティと高層ビル群がそびえるニューシティが完全に区分けされ再開発されてたら、嘸かし素敵な都市になっていただろう。そんな妄想を抱きながらのシルバーウィーク2日目、かつての江戸水路を小型オープン船で水上旅してみた。コースは秋葉原・万世橋船着場から羽田空港まで。 水上旅の安全を祈願するため、先ず訪れた柳森神社。万世橋船着場近くの彼岸、神田須田町に鎮座する。室町時代、太田道灌公が江戸城の鬼門除として最初に祀られたとされている。正確には万治2年(1659年)の神田川掘割の際、佐久間町から現在地に移された。個人的には凄いパワーを感じたスポット。 万世橋から神田川を下ると、時代物小説によく登場するかつての花街・柳橋に差し掛かる。橋の脇に佇む木造の船屋・小松屋さんに船は近づき、そこで女衆が興じてた江戸小唄に耳を傾ける。ビルやマンションに囲まれた中でも、そこだけは江戸情緒がピンスポットで映し出される。これぞまさに現代のプチ船遊びかも。 そして船は神田川から隅田川へと出る。 ここからは東京スカイツリーの絶景が拝めた。 〈つづく〉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 21, 2015 02:23:20 PM
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