カテゴリ:健康・医療
“正月気分”という言葉がある。
本来は、普段ワセワセ真面目に働いていた人が、この時期ばかりは丸く のんびりする様のことだが、普段からぼんやりしている方や、ヤイバを 丸出しの悪人の方も正月には丸くなるようで、年末年始は犯罪が減る。 毎年この時期は、特に、非人道的な事件は少なくなるのだ。 ストレスが多いこの時代とよくいわれ、それによって犯罪も自殺も増えて いるのだとよくいわれている。 しかし、それは本当だろうか。犯罪や自殺、悩みに苦しむ方が増えたのは 時代のせいだろうか。 ワタクシは、ストレスとは、その事実そのものではなく、その事実を本人が どうとらえるかだと思う。 また、多数が同じ不幸を受けている時は大したストレスとならず、自分 だけが不幸を浴びると辛さは膨張するのだと思う。 例えば、戦争は人にとって最大の苦境だが、当時は今よりストレスが 高かっただろうか。そうではないのだ。 事実、この平和ボケした安全天国がストレスだらけだと感じる人が多い のだ。 他人の負担の大きさは杓子定規では計れない。 戦争時と比べ良い時代なのだから悩むなと言っているのではない。 あなたも実感したはずだが、苦境の環境は普段と変わっていないはず なのに、この一週間の安堵感はなんなのだろう。 環境の認識の仕方しだいで、環境は変わるということではないか。 職場がストレスという方は長期間休めるこの時期は、もちろんストレス 軽減に役立っているのだろう。それは逃避できるからだ。 しかし長期休暇でも逃避できないストレスもあるはずだ。 そんなストレス項目も“正月気分”のような環境認識が続けられれば、 あなたは、昨年よりも幸せに暮らせるだろう。 横尾けいすけ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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