488186 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

こちらは 映画や小説などの感想文(レビュー)です。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2006.04.16
XML
カテゴリ:仁徳
先日、居酒屋で、ちょっとした思い付きを友人の富さんに話したら、
「さすが!あんた天才だよ。」と富さんは喜んでいたが、わたくしが天才なのではなく、あんたが普段から思考していないんだよと言いたかった。
でも、座がシラケルから止めた。

天才とはなんだろう。世間はどういう人を天才というのだろう。


エガス・モリスというポルトガル人の医者は、1949年にノーベル生理学医学賞をとった。

ノーベル賞を受賞すると、「天才」と多くの人から言われる。
なぜならノーベル賞は、“正しい社会貢献性”のある大発見に対して与えられるものだからだ。

当然、モリス氏も当時は「天才」と呼ばれた。
しかし、今では彼のことを民衆は“気違い”と呼ぶ。

モリス氏の受賞理由は、「ある種の精神病において、ロボトミー手術の治療的な価値を発見したこと」である。
ロボトミー手術とは、精神疾患者の脳の前頭葉を切ってしまう治療法。
この手術をすると、精神疾患者の治療になると世界的に認められたため、ノーベル賞を受賞したのだ。

当時からこの手術により、廃人になってしまったり、死んでしまったりする副作用もあったのだが、時代が悪く(第2次世界大戦のため、疾患者が非常に多かった。)、まだ薬物療法が発見されていなかったので、手に負えない患者の増加を解決したことで、認められたのだ。

ところが、その後、薬物療法の進展と反比例し、モリス氏の評判は180度変わっていく。

べつに、モリス氏のことを批判しているのではない。

伝えたいのは、「世間の考え方の大河のような流れ」である。

わたくし達は、常識や当たり前、そして天才とされた人の発見に洗脳されやすい。
大河の流れに逆らわず、ゆっくり全員同じペースで行くと楽だからだ。

例えば、私たちは資本主義がベストだと思っているが、“私のインターネット図書館”で紹介してある「お金のない国」のように常識を真っ白にすると、あれ?と思うことが沢山ある。

私は、そういう発想をできる人を天才と呼ぶ。
大河の流れを変えられた人を天才と呼ぶ。


横尾けいすけ
yokoo@yokoo-jp.com





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006.04.16 22:06:24
コメント(1) | コメントを書く
[仁徳] カテゴリの最新記事


PR

サイド自由欄

s262609_185459404964715_882752542_n.JPG

フリーページ

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.