カテゴリ:社会風俗
4月2日の日誌「赤ちゃんポスト」においても論議したが、慈恵病院は“捨て子の引き取り”の運営をスタートさせた。
わたくしはこれに反対派だが、その一方で慈恵病院の勇気ある社会貢献心に敬う。 このblog以外にも多くの方と赤ちゃんポストについて論じたが、時折、私はブラック・ユーモアで「最初の“客”がオバアチャンだったら笑うね。まるで姥捨て島だね!」とくくっていたが、事実はそれ以上にブラックだった。 初期に“投入”されたのは記憶能力のある3~4歳児の男の子であった。 全く持って、悲しげな日本国である。 3~4歳児の彼は親の顔も投入されたことも明確に記憶に残し生涯を過ごすのだ。 あなたが彼だったらどうだろう。 捨てられた事を把握できるだろうか。 「そんな親と過ごすより良いのではないか」との意見もあるかもしれない。 しかし、 “子は親を選べない” 横尾けいすけ Yokoo・D.B.Keisuke yokoo@keisuke.name お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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横尾先生
離れたくて離れる親はいないと思いたいです。よほどの事情があるのだと思います。この子が親に殺されなくてよかったと考えることも出来ます。今回の件に関しては、他人がとやかく言う筋合いのことではありません。 (2007.05.16 22:36:42)
最近、先生の人生観が見えてきました。
先日の渋谷でのデートでも、このblogでの議論でも先生の考えは一貫としております。 それは「生命を尊ぶ精神」です。 ミラーマン教授にも死刑を欲しない考え、赤子がコインロッカーで死すよりも赤ちゃんポストで生命を繋げるべきとの考えなど、先生の基本姿勢には一貫とした生命への敬いがあります。 医師であるF先生が、このように生命に絶対主義を貫いていてくださることに敬服し感謝します。 一方、わたくしはいかなる事情があるにしろ、こんな親を許せないのです。時代が前日誌の17世紀だったらともかく、現代の社会福祉の行き届いた日本でいったいなんたることでしょう。 よほどの事情って何なのでしょうか。 他人もとやかく言いたいです。 (2007.05.16 23:33:55)
横尾先生
社会福祉の恩恵にあずかれない方々も大勢いることを忘れてはいけません。弱者の視点から考えることが大切です。よほどの事情とは、心の闇を意味します。その方にしか分からないこともあります。この事は、先生も医療従事者として気づいているはずです。ここで重要なことは、共感と受容です。またお会いして、語り合い、互いを高めあいましょう。今回のテーマは、 答えは無く、深いことは確かです。 (2007.05.18 00:34:09) |
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