カテゴリ:社会貢献
予定通りに献血に行ってきました。
日曜日の献血ルームは非常に混んでいました。 問診をされるドクターも朝から汗だくで働かれていたようです。 そのせいもあってか、今回のドクターは村上春樹の小説に出てきそうな印象の方でした。 まるで研究室にこもりっきりで風呂にもろくに入らず、「もう少しで謎が解明されるのじゃよ!」とでも言いそうな方でした。 実際は「解明されるのじゃよ!」とは言いませんでしたが、「ドーナツを食べてくださいね。ドーナッツを」と仰いました。 要は最終食事から六時間経っているので献血後に倒れないように糖分を摂りなさいということなのですが、いきなり「ドーナッツ」とは不意を突かれました。問診票にも“水分補給+ドーナツ”と記入されていました。 申し訳ないけど、わたくしドーナツ嫌いなんだよね。 「はい、わかりました」と言いながらも食べませんでした。 もうひとつ特徴的な発言は、ドクター自信の手にあった小さな傷を示して「最近、このような怪我はしませんでしたか?」とお聞きになったことです。 一時間ほど待ったあげく、汗臭いドクターと密室に入れられ、ドーナツ食えだの病気はしていないかだの聞かれた私は面倒になり「はいはい怪我はしていません」と答えたのですが、後になってトイレで鏡を見ると顔に引っかき傷が有ったのです。 ドクターは対面で問診しているのですから顔の傷に気がつかないはずはないと思うのですが。 まあ、たてまえなのでしょうか。 結局、私は献血も出来、倒れることなく平和でしたが、献血を断られてしまう方も少なくないのです。 日本赤十字社の基準とする“献血をご遠慮いただく場合”は下記のとおりですが、 http://www.jrc.or.jp/sanka/blood/terms/index.html 体重が50kg以上ないと駄目とか、医療機関でピアス穴を空けた場合一ヶ月は駄目とかは提供者と利用者の安全のためと理解できるのですが、ちょっと厳しいのが“海外旅行者及び海外で生活した方”の基準です。 私のブログ仲間であるカメのように先生も9月10日に献血に行かれたのだが、この基準に引っかかってしまい、>慰めにもならないリンゴジュースをもらい さよならでした とのこと。 日本赤十字社は、薬害エイズ事件の背景もあってか、安全基準ラインに非常にナイーブです。 しかし、性行為を全く行っていなくても英国に1980年から1996年までに1日(1泊)以上の滞在歴のある方はアウトとは厳しいですね。 この基準がそのまま英国で行われたら、英国人の成人はみんなアウトですからね。 安全の基準ラインは難しいですね。 博学研究家 横尾けいすけ Yokoo・D.B.Keisuke yokoo@keisuke.name お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
リアルで、また、ためになり、面白かったです。
(2007.09.18 12:51:19)
近くのドーナツ屋さんの回し者みたいで・・
私も献血できません。大学の時に数週間イギリスに旅行しましたので・・ えぇ、屋台のハンバーガーをよく食べてました。 運命というか宿命には逆らえませんので、発病しても、人に迷惑をかけないでいたいなぁと、淡く妄想してます。 (2007.09.18 18:23:31)
また一緒に献血しましょう。
(2007.09.18 21:25:07)
ドーナツっていったって、駄菓子屋で売っているような菓子パンなんですよ。普段から甘いものをほとんど食べない私には苦痛でしたよ。
発病はしないと思いますよ。大丈夫大丈夫。 (2007.09.18 21:31:22) |
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