2010/10/18(月)07:06
他国から見た日本
以前にも述べたが、世界各国は、我々日本人が感じている以上に“日本の本性”を恐れている。
半世紀以上前の時代に、日本は大東亜戦争でアメリカの敗戦した。それから60年以上経っているのに、いまだに世界各国は日本の軍事化を恐れ、事有るごとに警鐘している。
僕達からしてみれば、軍国化なんか全くであって少ない予算で運営する自衛隊に気の毒になっている状態だ。
予算以上に自衛隊が気の毒なのは、武器を使えずに戦わなくてはならない時が何時もである事だ。
武器を使わずに日本国民を守るのは大変な事なのだ。
オフレコだが、海上自衛隊には“常識化している掟”がある。もし、日本の船舶が他国から襲撃され大変危険な時に、政府から襲撃命令が下されなかった時、自衛艦は他国艦と日本船舶の間に入り込み、砲弾受けをする覚悟があるという。勿論、それは自分たちの死を意味するのだ。
半世紀以上前の世界大戦の時代にも、特攻隊が成り立ったのは日本だけで、ヒトラーやスターリンも決死隊を作戦したが上からの命令で仕方なくという感じであって、日本の特攻とは精神性が異なる。
現代の自衛隊では特攻精神だけでなく、クレバーな組織としても有名だ。30年前は旧ソ連は戦闘機で盛んに領土侵犯してきた。それは日本の航空自衛隊がどの程度の対処能力を持っているかのテストであった。
最近では日本の対潜水艦発見力が中国から試されている。潜水艦を見つけるのは至難な事であり、見つけられなければどんなに大きな戦艦でも魚雷一発でおしまい。だからこそ潜水艦発見力は重要なのだ。
そういう他国からのテストに対処出来ていたからこそ、あの大国ロシアも隣の中国も権勢しただけの60年だったのだ。
こう考えると、戦後の日本の平和を維持したのは自衛隊だったのかとも思えてくる。
動物園に行くと、ライオンとかトラという猛獣が居る。
百獣の王レベルになると、昼寝していていても その狂気を感じる。
そういう力を我々は持っている民族であって、それを他国が恐れているのだという認識が、これからの外交で必要なのだ。
横尾けいすけ Yokoo Keisuke
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