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2011.04.19
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カテゴリ:お薦めの本
星守る犬
「星守る犬」 村上たかし(著

続・星守る犬
「続★星守る犬」 村上たかし(著


以前に紹介した「星守る犬」の続編が出版されました。
改めて、「星守る犬」を読み、その続編である「続・星守る犬」を読むと登場が犬であって猫でないのには意味があると感じました。猫だと物語りが成り立たないのです。

なぜなら、猫は、人を愛さないからです。

猫は、愛される術はよく知っています。猫だけでなく全ての動物は生まれながらにして愛される才能が有ります。
特に赤ちゃんの頃はどの動物も可愛いのです。顔はまだ小さいのに眼球は大人に近いためクリクリ眼になりますし、周りに対して愛想をアピールします。人間の子は大人に笑うし、動物の子は鳴き声を出して世話をやいてもらえるようにします。
「放って置けない愛くるしさ」は、猫でもどの動物でも本能で出せるのです。
気をつけたいのは、この「放って置けない愛くるしさ」というのは「愛される」方法手段であって「愛する」事と真逆であるということです。
愛する事が出来る動物は限られていて、多くの犬と類人猿と、そして、一部の人間です。
人間は、愛し方を知っている人と知らない人に分かれます。愛し方を知らない人は、愛される手段が「愛」だと勘違いしています。媚びを売ったり綺麗に着飾ったり・・・それが高度なものだと短期間的には楽が出来るからです。
しかし、「愛される事」は「愛する事」と全く逆ですから、なかには愛し方を知らない人が居るのです。
この物語りでいうと、お母さんと娘のみくチャンはお父さんを愛する事を忘れれてしまった様子です。「お父さんは一家の主だからお父さんが愛するのが正しい」とお母さんは言うかもしれません。でも、それはどうでしょうか。
お父さんに愛想を尽かして離婚を主張したのはお母さんですが、本人はその原因をお父さんの病気と愛の無さを訴えるでしょうが、ほんとうに愛が無かったのはお母さんです。

ハッピーとチビという犬が成し遂げた「愛する」という事を出来ない人間が、今日も愛を求めています。
本当の愛を手にするためには、「愛される」のではなく「愛する」事が大切なのに・・・。


横尾けいすけ Yokoo Keisuke
mail to keisuke450@gmail.com





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最終更新日  2011.04.21 09:07:48
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