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2012.01.03
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カテゴリ:レビュー 感想

山本五十六
聯合艦隊司令長官 山本五十六 ―太平洋戦争70年目の真実―
http://isoroku.jp/(リンクは音がします)

(あらすじは文末に添付しました。)

 歴史小説などでもそうなのだが、このような歴史映画、特に戦争ものとなると「これは史実に反する」と批判する方が居る。たしかにこの映画のタイトルも「山本五十六・・・の真実」であり、まるで今まで誤認されていた本当の山本五十六を紹介せんとしているような誤解を与えている。
 しかし、 史実は歴史書から学べば良いのであって、小説や映画から得るべきものは史実ではない。私たちはそこから人生観を得れば良いのだ。

 山本五十六は対米戦に反対する。しかし、世論は負け知らずの大日本帝国軍に期待を募らせてゆく。そして、皮肉なことに、対米開戦に反対していた山本自身が真珠湾攻撃という開戦の火ぶたを切ることとなるのだ。
 自分の意見や主義と反する行動を取らなくてはならない状況に陥った場合、人はどうすべきか。山本はこの映画で教えてくれる。
 職場など、一定の組織内で、あなたにも不満な決定や納得のいかない命令があるかもしれない。その場合、意見を求められている時に意見を述べ、決定した後は持論と反する事であっても黙って推進するのが、日本の流儀である。「自分の考えに反する事を我慢してするなんて、間違っている」という意見もあるだろう。しかし、私は、日本の流儀が正しいと言っているのではなく、そういう流儀が日本の社会に今でも在るのだということを知ってもらいたいのだ。それを知らずに、日々、不平不満を口にしたり、求められていないときに反対意見を言って、受け入れられなくなってしまっている方に、この映画から学んでいただきたいのだ。

横尾けいすけ Yokoo Keisuke
mail to keisuke450@gmail.com



~ あらすじ ~
昭和14年夏。日独伊三国軍事同盟締結をめぐり、日本中が揺れに揺れていた。2年前に勃発した支那事変が泥沼化しつつある中、日本は支那を支援する英米と対抗するためにも、新たな勢力と手を携える必要があった。強硬に三国同盟締結を主張する陸軍のみならず、国民の多くもまた強大なナチスの力に熱狂、この軍事同盟に新たな希望を託していた。だがその世論に敢然と異を唱える男たちがいた。海軍大臣米内光政(柄本明)、海軍次官山本五十六(役所広司)、軍務局長井上成美(柳葉敏郎)。彼らが反対する理由は明確だった。日本がドイツと結べば必ずやアメリカとの戦争になる。10倍の国力を持つアメリカとの戦は何としても避けなければならない。陸軍の脅しにも世論の声にも屈することなく、まさに命を賭して反対を唱え続ける五十六たち。その甲斐あって、やがて三国同盟問題は棚上げとなる。昭和14年8月31日、山本五十六は生涯最後の職である「連合艦隊司令長官」として旗艦「長門」に着任。しかし、時を同じくして世界情勢は急転し始め、アドルフ・ヒトラー率いるナチス国防軍がポーランドに進攻。それを機に欧州で第二次世界大戦が勃発した。快進撃を続けるドイツの力に幻惑され、日本国内では再び三国同盟締結を求める声が沸騰する。そしてその流れに抗しきれず、海軍大臣及川古志郎は従来の方針を改め、同盟締結に賛成してしまう。昭和15年9月27日、日独伊三国軍事同盟がついに締結。その後日本は急速に戦争への坂道を転がり落ちていった……。およそ40万人の将兵を預かる連合艦隊司令長官山本五十六は、対米戦回避を願う自らの信念と、それとは裏腹に日一日と戦争へと向かいつつある時代のずれに苦悩し続ける。だが昭和16年夏、どうしても米国との戦争が避けられないと悟った時、五十六は一つの作戦を立案する。米国太平洋艦隊が停泊するハワイ、真珠湾を航空機によって奇襲。五十六は世界の戦史に類を見ない前代未聞のこの作戦を、軍令部の反対を押し切ってまで敢行しようとする。それは世界に勝つためではなく、一刻も早く戦争を終わらせるための苦渋に満ちた作戦だった……。






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最終更新日  2012.01.04 03:39:49
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