487708 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

こちらは 映画や小説などの感想文(レビュー)です。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2015.02.22
XML
カテゴリ:レビュー 感想

 poster-1.JPG

http://wwws.warnerbros.co.jp/americansniper/


 アメリカ人は戦争で負けたことが無いから、戦争映画を上手に創る。
その点、邦画での戦争ものとなると、涙が溢れるか仁義ものかになってしまい、映画としては“重い”のだ。
負け知らずのアメリカ人が戦争映画を作ると、良い悪いは別として、余裕のある「平和願望」がメッセージとして伝わることが多い。
 アメリカ人監督の中でも、クリント・イーストウッドは戦争映画の名監督だ。
殺し合うことの無情感を理解し、伝える事の出来る第一人者だ。
そんなイーストウッドが監督を務めたこの映画は、やはり期待を裏切らなかった。

 主人公のカイルは、当初、アメリカを守るために海軍に志願し、スナイパーとして最高の結果を出す。合計4回の出兵をし、レジェンドの愛称を得る。
しかし、その後にカイルは心を病んでしまう。そして良質な精神科医のお陰で良くなる。そこで考えたいのは、何故にカイルが心を痛めたかということだ。
 精神科医とのカウンセリングの時、カイルはこう言う、「敵を殺した事にストレスは全く無い。しかし、守れなかった仲間が残念でならない」
この心情は、当初のアメリカ(国家)を守るためという信念と少し食い違っている。「米国のため」と「米国人のため」は少しだけれど違いがあるのだ。
 国のため民族のために戦うのと、仲間のため同胞のために戦うのは、似ているけれど、復讐心の面から見ると少し違う。
仲間のために戦うと、復讐心が表に出やすい。
 復讐というのは、成し遂げたところで、もの悲しいだけだ。
達成感や充実感は得られないのだ。その後の人生にあるのは、空虚だけだ。

 思えば、アフガニスタン紛争、イラク戦争は、復讐から始まった戦争。
同時多発テロをされて復讐するのが良い悪いでなく、私が言いたいのは、復讐に充実感は無いということだ。
 イーストウッドのメッセージも、同じだと感じた。



大切な あなたが 幸せでありますように。
横尾けいすけ


ブログランキングに参加しています。
よろしければ クリックして下さい。

にほんブログ村 映画ブログへ
ありがとうございます !!





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.03.29 17:07:18
コメント(0) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


PR

サイド自由欄

s262609_185459404964715_882752542_n.JPG

フリーページ

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.