地元密着なび主催・シンタニ日記

2004/09/14(火)02:35

修羅場のマネー哲学(木戸次郎/幻冬社アウトロー文庫)

本読み日記(51)

「月収20万円台で月に150万円はふつう返せると思わんぞ」 とにかくすごい本なのであります。 もともと商才がある人だったようで、 永田町のど真ん中におふくろの味の弁当屋を作って 大繁盛させたり(最終的に地上げされちゃったけど)、 バブルまっ最中に証券会社に入って半年でトップセールスマンに なったりというのは、時代の流れがあるにしてもすごい事です。 そんな筆者が(やっちゃいけないけどみんなやってた) 株式の信用取引を始めたところでバブル崩壊。 あっという間に1億5千万円もの借金を抱えてしまいます。 ふつうなら首をくくってしまいたくなるところですが、 ある出来事のために石にかじりついても返済する決意をします。 で、株で開けた大穴は株で取り返すという決意で、 3人の顧客から成功報酬で株式の運用を委託してもらいます。 幸運にも恵まれつつ、株式の運用哲学を体得していくのですが、 簡単に書けば、「上る材料がある株を探して」「上る前に買い」 「上るまで持ち続ける」ことに尽きます。 個人的にはこういう株式との付き合い方は「ギャンブル」 ではないかと思うのですが、それでもこの筆者のやり方で、 150,000,000円の借金を見事に全て返済してしまっている のですから、部外者がとやかく言う筋合いはないのでしょう。 どん底から実力で這い上がってきた人の言葉には 言い尽くせない重みを感じます。 この本から何を読み取るかは人それぞれだと思いますが、 (株の本だから株式市場との付き合い方がメインですが) 冒頭の弁当屋の話から市場調査の重要性を読み取るのも良し、 証券会社であっという間にトップセールスマンになった 方法論を学ぶのも良し、人との付き合い方を学ぶのも良し。 何にせよ、一言では言い表せない本です。              *** ただいま読者数【417人】です。何とか4桁まで乗せたいところです。 とっさん、メルマガでのご紹介ありがとうございました。 みなさまのご声援をお待ちいたしております。 メルマガでご紹介いただいた方は、もれなく私の新メルマガで 「お勧めメルマガ」として紹介させていただきます。 サンプル&購読は→ http://www.netnoclaim.jp/merumaga.html

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る