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岡崎里美の世界

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2013年06月19日
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カテゴリ:岡崎里美

先日ニュースで、20代、30代の死因の第一位が自殺で、20代の死因の半数近くが「自殺」だと報じていた。驚き!

 

こちらのブログに 「10代の自殺率の推移」グラフと記事が載っていました。(下に転載させて頂きます)

1950年代の自殺率の高さには驚きですが、1986年の突出は岡田有希子さんの後追いだとは・・・

「自殺への序曲」で司さんが、世は自殺ブームだそうだ、と書かれていますが、1970年代の高止まりは、リミも含めてやはり世相の反映なのか?リミの影響で自殺した人はいたのだろうか?

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10代少年の自殺率の長期推移をたどってみました。分子の自殺者数は,厚労省の『人口動態統計』より得ました。分母の当該年齢人口は,総務省『人口推計年報』より得ました。

 2010年の10代の自殺者は514人,ベースの10代人口は約1,191万人です。よって,この年の10代の自殺率は,10万人あたり4.3人と算出されます。

 この値が,1950年(昭和25年)以降,どう変化してきたかをたどってみました。5年刻みや10年刻みといったラフなカーブではなく,逐年の推移を明らかにしているのが特徴です。
 

 10代の自殺率は,1950年代の半ば頃で高かったことが知られます。ピークは,1955年(昭和30年)の15.6です。10代の真ん中は15歳ですが,この年の15歳といえば,1940年生まれです。おお,私の母の世代です。10代の危機度が最も高かった世代だったのだなあ。あの気丈な性格も,このことの産物か・・・。

 1955年といえば,日本が高度経済成長へと離陸を遂げようとしていた時期です。都市化・産業といった,社会の基底構造の変化に加えて,その上で暮らす人々の価値観も大きく変わりつつあった時代です。こうした「大変化」に大きな戸惑いを覚えた青年も少なくなかったことでしょう。

 「人間が生まれ変わるなんて,そんな器用なことができるのか?」。作家の西村滋さんが,戦争孤児を描いた著作(『お菓子放浪記』)の中で,登場人物に繰り返し言わしめている,このフレーズが想起されます。

 こうした激変の時代を通り過ぎ,社会が安定化してくるに伴い,10代の自殺率は大きく低下します。70年代の初頭にちょっと上がるのは,オイルショックなどの動乱があったためでしょう。その後は低下し,80年代にかけて下降傾向をたどります。

 ところで,80年代の半ばに,ペコンと突き出ている年があります。1986年(昭和61年)です。アイドル通の方はお分かりでしょう。この年の4月8日に,人気歌手の岡田有希子さんが飛び降り自殺し,その後,ファンの後追い自殺が頻発したのです。この年の10代の自殺者は782人。前年の534人よりも248人増。推定後追い自殺者数,200人超なり。恐るべし,「群発自殺」。

 10代の自殺率は,90年代の後半にグンと跳ね上がります。具体的にいうと,97年から98年にかけてです。山一證券が倒産したのが97年。この時期に日本の経済状況は大きく悪化し,リストラによる50代男性の自殺者が急増しました。「98年問題」は,子どもの世界にも影を落としたようです。

 子どもの危機は,社会の状況を色濃く反しているのだなと,改めて感じます。






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最終更新日  2013年06月19日 21時59分36秒
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