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弟が死んだのはこのblogのタイトルのとおり、2005年4月24日です。
私は、まさか弟が死ぬなんて思ってもいませんでした。 弟は、何年も何年もの間精神病院に通っていました。 去年の晩秋になって、初めて入院した、というのを聞いて、大丈夫なのか?と心配したが 母が電話口で 「大丈夫よ、そんなに心配しないで、それに入院といっても外出してもいいくらいなんだから」 という言葉にとりあえずほっとして、実際実家に帰ってみると弟がいて、とくに変わった様子もなく、娘と戯れたりしていたので、(ほんとうに軽度なんだな)と思っていました。 その後、年を越えて春先に、また入院したものの、やはり実家に帰ると弟はいました。 親によると、今まで本当の病気が何なのか分からなかった。いろいろな病院を転々としたけれど、今度の先生は本当によい先生で、やっと安心して治療できる、と言っていたので、これで弟もがんばれば改善してフツーに暮らしていけるんだろうな、よかったな、くらいに私は思っていた。 突然父から携帯電話にかかってきたのは、私が夫と子どもとともに、注文しておいたプランテーン(という料理用バナナで我が家の料理でよく使う)をとりに行きがてら、川を渡って太田のショッピングセンターに着いてすぐのときだった。 父から電話がかかってくるということは、何かよっぽどのことかもしれない。 何回か着信があったが、見慣れない番号なので(それほど父の携帯から電話がかかってくることは滅多にない)、じっとディスプレイを見ながら何か胸騒ぎがしたのを覚えている。留守電に父のメッセージがあったので、 「何かあったの?」とかけなおしてみると、 「何かあったよ。」 しばらくして、 「Dちゃんが、今朝、7時30分に、亡くなりました」 私は、Dちゃんが、死ぬってことは、どういうこと?!?! と一瞬空白になりました。 「死ぬって・・・病気?」 こう尋ねると(そのとき本当に私はそう思った、まぬけだ)、 電話の向こうの沈黙が何かを言っていました。 父は沈黙から言葉を絞りだすように言いました。 ・・・・・ごめんなさい、書けません。また書きます。 書き綴らなければ。自分が救われない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.22 14:52:15
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