漸く修復開始!
やっと本格的にピアノの修復が始まった。初めはイースタインのアップライト。昭和39年製造。「もうこのピアノは寿命ですね。」と数年前に言われてしまったらしいけど、そんな分けない!商売上、そういうことになっている現実がおかしい! ちゃんとやれば、今のピアノよりも良くなる。今日は鍵盤が乗っている棚を外し、自分達しか持っていない測定器で、弦圧を測定。響板の形がちょっと変なこのピアノは、弦圧が無茶苦茶変だった。どっかでつじつまをあわせる必要がある。まあ、兎に角、ゆっくり丁寧にやってゆこう。自分達もピアノの修復をするのは、去年の3月、パリでやって以来。楽しみである!腕木を外してるところ。腕木とは、ピアノの両側、鍵盤蓋がついているところ。弦圧測定。弦圧とは、弦が駒を押す圧力の事。響板が複雑な形をしているピアノなので、非常に変な波形になった。