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この世の果てのカラマーゾフ

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2007.12.03
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カテゴリ:本について
2007年も最終月に突入したが、僕の人生が最終局面に入ったわけではない。
11月と12月の間になにもないように、12月と1月の間になにかあってはならないのだが、
それでも12月というのは1年を反省と計画のためにはいい時間である。

今年は本を読むことが少なかった1年だったが、そのなかでも印象に残った『信玄の戦争』について、もう一度書いてみたいと思った。

武田信玄が用いた孫子の兵法の限界と効能について書かれた本。
歴史物は、読んでいて得るものが多いのだけれども、そのなかでも群を抜いて印象深かった。

あえて言い切ってしまえば、どんな思想であれ、メリットとデメリットを持っている。
どんな思考法も万能ではないし、個人の才能・努力の限界と
その時代における役割にマッチしなければ、幸福な結末にはつながらない。

この本は、中国大陸(シナ)の時間性を考えない戦術書である『孫子』と、
その思想を体現した信玄が、なぜ天下を統一することが出来なかったのか、
なぜ同時代を生きた織田信長に敗れたのかをまとめている。

ビジネスマンがピーター・ドラッカーや大前研一を読み、
自分のビジネスの応用したいと思うのと同じように、
武田信玄もまた、孫子の兵法を学び、実践に活かそうと試みた。

その真剣度合いは信玄の場合のほうが桁外れだったことは確かだが、
それでも、両者には共通するものがある。

であれば、われわれは『孫子』の限界を乗り越えることが出来なかった信玄と
その姿勢に学ぶべきものがある。
僕がこの本から学んだ点を箇条書きにすると、以下のような感じ。

・「孫子の兵法」と言えども万能ではないこと
・ひとつの思考法から逃れることはとても困難であること
 (=自分を変えていくのはとても難しいことであること)
・いかに兵法(戦術面)で優れていても、
 大局的な視野で見ることと(=戦略)
 実際の戦いで勝つこと(=戦闘)なくしては生き抜くことは出来ないこと





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最終更新日  2007.12.03 17:53:33
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