入院当日のこと
よくよく考えたら、急いで手術する必要はなかったのだけど、不安からおさらばしてしまいたい一心で最短の2週間後と決めてしまった私取引先には事情を説明して一応仕事には支障でないように調整しました。病院内はネット環境が整っているのでメールやSNSの返信は手術中とその前後以外ならできるので、さほど困らないかな~(コロナ渦で仕事減ってるし)そうそう、この時の体調について書くとお腹が張って調子が悪く食欲がありませんでした。食べるとお腹がはるので何も食べない方が調子がよかったりで、胆嚢ポリープのせいではないと思うと先生もおっしゃているし、やっぱり胃腸が悪いのかな~と不安でたまりませんでした。「なんなら胃と大腸の内視鏡検査やっとく?」と聞かれましたが、手術のことでいっぱいいっぱいなので終わってから考えたいと保留に。もしかして、手術後体調がよくなるかも・・・となんだか淡い期待もあったしそしてむかえた入院当日です。昨年入院した病院なのでなんとなく勝手もわかるし準備は慣れたもの。前回と違うのは入院着はレンタルにし、ファイヤTVスティックを持って行きました。動画鑑賞はタブレットやスマホで見るよりもテレビで見るほうが断然楽。 約束の時間に病院に着き同意書を渡して入院の手続きをした後、夫とはエレベータを降りたところでお別れしました。コロナの影響で家族であれ夫は病棟に入れませんし、入院したら病棟から勝手に出ることもできません。昨年入院した時はもう少しゆるくて、入院と退院日は病室にも入れたし回数と時間制限はありましたが談話室であれば入室できたし、病棟内に入らなくてもガラス越しに顔を見ることもできたけど、現在はルールがますます厳格になっていました。ですがそれはこのご時世仕方のないことですね。病棟内は本当に静か~な環境だったのですが、コロナがなかったらお見舞客も病室に来られるだろうし、どんな感じなんだろうか。 初めての手術で不安は大きくて、できたら周囲を気にせずゆっくり過ごしたくてベッドは個室を希望していたのですが、当日空いてなくて差額が2000円ほどかかる4人部屋となりました。入院中にわかったのですが、個室はゆっくりしたいという目的よりも病状が重篤だったりなんらかの理由で相部屋で過ごすことが困難な方が利用しているような感じでした。(ここは公立病院)一人でゆっくりしたいからなんてちょっと動機が不純だったかも。個室が取れなかったことに不満を感じていたことを恥じました。まあその相部屋ですが、仕切りもあってプライベート感あり最上階で窓も大きく景色がよかったです入院着に着替えたら、一気に病人感が増してきましたが、そこそこ元気なのでベッドに寝込むのも違和感があったりで、スマホやテレビを見て過ごしました合間に明日の手術にそなえてやったことを書き出すとこんな感じですが、入院してまでやらなくてもいいのになーーと。・毛ぞりとおへその掃除を看護師さんにしてもらう(ちょっと恥ずかしい)・シャワーを浴びる・薬剤師さんから使用する薬の説明や麻酔医からの説明。・麻酔医さんの説明・・・シリアスな内容だけど、話し上手でおもしろい方だったので 少し緊張がほぐれました。職人(医師)は腕さえよければ寡黙でよしの時代ではないのね。・夕飯食べて便秘薬を飲むさて、前回の入院したときも4人部屋だったのですが、同室の患者さんはみな静かで不快な思いはまったくしなかったのですが、今回はちょっと・・・とっても寒がりの方が同室にいらして、設定温度は28度で毛布も持ってきてもらっていたのに、それでも寒いらしく、寒い寒いとずっとつぶやいている。私はベッドで繕いでいたら、みんなで一緒にエアコンの温度を上げるよう詰め所に頼みに行こうと声をかけられました。けど私は入院着1枚で過ごしていたけど、寒くもなんともないのでお断りしたら、「あの人寒くないんだってさー」と別の患者さんに大声でイヤミっぽい言い方をするのでなんとなく感じ悪いなーと思っていたら、病気で入院してる方には申し訳ないけどその印象は当たり、同室になりたくないタイプの方でした。これ以上温度を上げることは無理と言われているにも関わらず、様子を見にやってくる看護師さんにエアコンの温度を上げてと困らせている。寒いと言っている割に上着を羽織っている様子がないし同調していた人もしつこさに辟易したのか、途中から口を利かなくなってた・・・そしてこれは本人のせいではないし、相部屋あるあるなんでしょうけど・・・・いびきがものすごく大きくて、それも一時的なものではなくず--------っと続くので眠剤を飲んで寝たにもかかわらず、一度目覚めてしまったあとはまったく眠れずで夜が明けるのをひたすら待ちました。そして翌朝、看護師さんからよく眠れましたか?ってお決まりの問診があるのですが、大いびきの女性の答えは「なんかよく眠れなかったわ〜 」でしたうそやん。いびきかいて寝てたやん。となんだか突っ込みたくなったのでした。(そのあとこの方と一波乱あり)寝不足で迎えた手術当日胆のうとお別れなんだ・・・今まで胆嚢なんて意識したこともないのに、50年間働いてくれてたのに体からなくなると思うとなんか切ないなぁとしんみり