今日は通院の日だった。
なんであたしは精神科なんかにかよわなければいけないんだろう。自分がそういう人間であると考えただけで自分の未来に絶望を覚えてしまう血塗れのあたし。
病院につくと救急車がとまっていた。玄関には白衣の大人たちにかこまれて床に泣き崩れる、あたしと同じ年くらいの男の子。2階のクリニックにあがっても『はなしてよー!!!!!』『さわらないで!!!!』『おねがいだからはなして!!!!』『もうほっといてってば!!!!』という悲痛な、自分をコントロールできないことによる叫びがずっと聞こえていた。
どうしてだろう、あたしと彼は同じではないか?とふと思った。どうして精神病院なのに誰も彼を助けてあげないんだろう?そしてどうして、誰もあたしのことを助けてくれないんだろう?ロビーでそんなことをかんがえているだけでなぜか涙がこぼれてしまって、彼の悲鳴から逃げたくて、あわててトイレにかけこんだ。
あたしは精神を病んでいます。
あたしは精神を病んでいます。
道行く人全てにそう言って歩きたい。皆どんな顔をするだろう。
あたしだって叫びたい。もうあたしのことなんてほっといて。誰もあたしにふれることができないのに、偽善ぶって手をのばさないで。…でも。あたしのこと、誰か助けて、って。
あたしがそう叫べる日はくるのだろうか?いろんな汚いものにガンジガラメにされたあたしは、もう歩き方も忘れてしまった。
この身体にからみついた茨をふりはらうなんて、もうできないことなんだと痛烈に感じてしまって心からまた血を流す。
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Last updated
2005年04月24日 00時03分58秒
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