おもしろくない金浦空港 （'11　ソウル旅行記24）

空港には早めに到着することを心がけている私たちは、出発2時間以上前に金浦空港に着いた。 出国前で時間つぶしすればいいのに、いつものことながらチェックインするとその足で出国しないと気がすまない母がいるので、そのまま出国。 免税店で買ったものをピックアップしたら、 もうやることな～い。 ショップもあることはあるが、長崎空港なみ、いやそれ以下かも。 母は「仁川（インチョン）だったら時間がいくらあっても足らないくらいなのに」とかブチブチ言ってるし。 娘はキンパッ（韓国海苔巻き）買ったらタクアンが入ってて食べられないとかゴテテるし。 （普通入ってるよ、私もタクアン嫌いだけど） 金浦空港、早く出国しても時間つぶしに困るだけです。 でもギリギリもヤバいかも。 10年以上前に母と叔母の二人がツアーでソウルに行ったとき、帰りの空港までのタクシーが事故っちゃって、空港着ぎりぎりになったことがある。 ソウルは運転が荒くて事故が多い 今回タクシー貸切の日に6時間乗っている間に、３回事故現場を見たくらい。 大きな事故ではないが、どれも車対車で出合いがしらにガチャン！のようだった。 それでも前よりは運転マナーは向上しているようだが、まだまだ怖い運転の車、とくにバスは大きいくせに乱暴な運転だ。 搭乗ゲート横にはK-POPグループのでっかい等身大パネル。 横に立って一緒に写真をどうぞ～　としか思えない代物で、娘もそそくさと撮影に 金浦空港の撮影禁止もゆるくなったもんだと感じた。 帰りのＪＡＬは小さなお弁当が出た。 変な機内食よりよほどましな味で、アメリカ便など長距離でもあのお弁当でいいくらいだ。 あっという間に関空到着 ロッテホテルに迎えに来たタクシーの運転手さんが会うなり、 「日本の東北地方で地震があって津波が来たみたいですよ。お客様は大阪でしたね。」 と教えてくれた。 3月11日の大震災の前震といわれている3月9日昼前の地震のことで、携帯でニュースを見ると、数十センチの津波が来たとあり、「川をさざ波のようにさか上る例のやつね」と頭の中で想像した。 その2日後には想像を絶する津波が襲った。 ソウルの旅行記をいつもと同じように写真を見ながら記憶をつないで書こうとしたが、 いつも通りにスムーズには思い出せないことがあった。 3月11日より前の出来事は、日にち以上に遠いことにように感じたからかもしれない。 （'11　ソウル旅行記　終わり）