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カテゴリ:能登半島
昨日、「中越・KOBE足湯隊」の能登半島派遣 報告会。
大阪の職場を早めに出て阪神電車で高速神戸で下車し参加。 定員50名の会場に60人集まった。足湯隊創設メンバーである吉椿氏に会う。最初分からなかったが、小生の隣に座っていた。阪神淡路大震災当時27歳、兵庫区で足湯を始めたのがきかけと知る。 後で、長田から今回の能登半島足湯隊に参加された(若い者に負けずマイクロバスをがんがん運転した)Hさんが勤め帰りにかけつけて・・、今回わが職場から参加した若者のことをきくと、行きしなは運転席のすぐ横に座って ずっと話していたらしく「いやあ、おもしろいですなあ。わたしの服の柄をさかんに質問していましたよ」・・役にたったんやろか。 穴水と門前に別れ、うちの者は穴水へ。穴水駅前がかなりの被害・・これもあまり報道されていなかった。 以下は報告からの抜粋: 深見集落に住む50代のお母さん。エプロンをつけて、眉間にしわを寄せながら、忙しく市から配食される食事の用意をしている。廊下を走りながら、「私も足湯して」と言い残して、また厨房へ。深見集落も高齢化が著しく、50代の女性もなかなかいない。数少ない「若手」の女性たちが、食事の用意など避難所のさまざまな仕事をこなしている。 仕事が一段落され、「どうぞ、どうぞ」と足湯にきていただく。「はい」と足を突き出し、私が「なかなかお忙しそうですね」「食事の用意も大変ですね」と、話しかけても「そうですね」と短い受け答え。あまり口数の多い方ではないのかな、と思いながらゆっくりと足湯をする。 何をお話しても、あまり反応がなく、特に何も考えずに「いやぁ、ほんでも海沿いのまちはいいですね」と言うと、「何で!?」と、さらに眉間にしわを寄せる。「いやぁ、だって海のもん、おいしいでしょ。」「そらそうよ、ここらはね、ワカメとか岩海苔がとれるんよ」「へぇ、岩海苔ですか、どないして食べるんですか?」「いや、あんた、どないしてって、味噌汁に入れてもいいし、乾燥させて海苔にしてもいいし、何でも食べれるやんか」「へぇ、味噌汁にか、うまそうやなぁ。海苔干すって、自分でやるんですか?」「当たり前やないの、こうやってちゃんと木の枠があって、海苔をこうやってしくねん」(中略) そんな具合に、海苔の干し方から食べ方まで、「あんた、そんなわけないやろ」と言われながら、いろいろと習った。最後に、お母さんが、「いやぁ、地震で大変なんだけど、あんたとしゃべって、なんていうか変な感じだけど楽しかったよ。家に戻れたら、冷凍してる岩海苔があるんだけれど。また食べさせてやるから」と。 このお母さん、一時帰宅でなく はやくほんまに家に戻れるといいですね。(多分幸い、家は大丈夫なのでしょう。とすれば、よかった・・)なお、石川県に住んでいるとき冬の岩のり採りを見たことがありましたが・・・高い波が押し寄せる岩場に 沢山のおかあさんたちが 岩にへばりつくようにして 黙々と岩のりをとるのです。 ところで、こうして報告会をきいている間、ホムスタの方も気になっていましたが・・みなさんのブログ拝見して・・えらいことになっていたと後で知りました・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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