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カテゴリ:能登半島
![]() (震災復興関連で構想された)能登ふるさとモデル住宅は 川沿いに建っています。 ヒバでできた美しい木の家が 川面に映っています。 ゆっくり流れる川面と のんびりとした~気持ちがほんとうに 伸びやかになる~穏やかな雰囲気は わたしが初めて訪れた30年前から変わらないという印象です。 モデル住宅近くでは 橋の建設もあり区画整理での工事中。 かつて宿泊した宮森荘さんは 今回の地震のあと廃業されたそうで・・。その跡地近辺の看板です。↓ ![]() わたしが住む阪神間、神戸では震災復興の区画整理があちこちで行われました。その多くは当初、住民の意思を無視して強行されたものです。被災した住民は行政とも闘い、あるときは譲歩を引き出し、そして妥協し 自分たちで町を作り上げるという もうひとつの復興の戦いを余儀なくされ それは結局10年近くに亘ったのです。 自分たちの生活の再建をしながらの10年は結構 しんどかったったです。『自分の生活の復興もままならんのに、町の復興の面倒ごとまで まきこまれてしまうんか』という声も。 穴水の復興街作りが 住民優先、住民参加、住民主体のものであることを願い・・「区画整理」の看板を見ていました。なにせ「区画整理」というと さまざまな権利は制限され、(当時の)『親の仇も同然』という気持ちがわいてきます。 モデル住宅の対岸にある看板。新たな橋の計画で、この新橋を中心に復興シンボルロードができる計画のようです(2007年9月 1年前の説明会の様子)。川を中心にした町の再生には賛成。外から見ていると、やはりそれが穴水の魅力ですから。でも 阪神・淡路の震災でもそうだったのですが 立派な道路は出来たが 個人の住宅再建は 未だで 広い道路ばかり目立つというのでは がっかりですから・・・街並み整備、個人の生活再建も同時に進めてほしいと 切に願います。 ![]() 関連情報 「がんばらんかいね穴水」穴水駅からの橋はシンボルロード 工事中写真 看板のあたりを ひいて撮ると下のような感じです。震災で被害のあった岸辺の護岸工事終わっていました。 ![]() ![]() 右の柵のあたりが看板の場所。ご覧の通り 川面はまるで静止したように美しく。実際 どこか堰き止めて工事していたのかもしれませんが。でも、以前に訪れたときも どちらが上流かわからないほど ゆったりとした流れで・・。川沿いの散策路が新にできるのでしょうか?写真右側の道を歩きました。 散策路が整備されるかどうかは知らないのですが、そういったプロムナードがあってもいいなあ と 改めて感じました。工事の槌音以外は 騒がしさもない 能登の風景の中を歩いていました。 ですが ふたたび市街地に入れば 1軒建っている横は駐車場、その横は草地・・宿のおかみさんは まち作り協議会?に入っているとかで結構 熱心に話してくださり「(被害が多かったところは)3軒のうち1軒しか たっとらん。次 建てるまで駐車場にしてるとこと、もう次店再開できんから 売りたいが売れなくて 草地になってしまってる」というようなお話し。 区画整理事業では ある程度行政が買い上げるのと 減歩といって基本的には無償で土地を提供する手法の 二本立てで進められます。こういう再建の目処のたたない場合は、区画整理の手法は難しい面が出てくるような気がしました。むしろ再開発の手法のほうがいいのでしょうが、そうなると土地は取り上げられてしまいます。(区画整理事業は 地権者の地権そのものは保護されるのですが、借家・借地の住民が割をくうことになり、阪神・淡路の災害復興でも 結局 借家・借地の住民の多くが もとに戻れませでした) さて10月は まいもん祭り(うまいもん祭り)の牛祭りだったようです。冬のまいもん祭り・牡蠣祭りに行きたいな・・・。牡蠣は30年前も穴水の特産で おいしかったです! 観光で穴水・能登が元気になれば! HP「穴水eyes☆よむら」から拝借 ![]() 穴水続編の2 穴水続編の3 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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