ウズベキスタン タシケント 1Us(ウズベク・ソム)=約0.1円
11月18日
朝7時に起き、出発。バスターミナルからミニバスでシュムケントまで行き、ウズベキスタンのタシケント行きに乗り換える。
昼の12時半、国境に到着。しかし、カザフ側にイミグレでなかなかスタンプを押してくれない。さんざん待たされた挙句、別室に連れて行かれた。
僕がキルギスからカザフに来る時通った国境に、「連絡して調べるからしばらく待て」と言われた。ビザか、入国手続きに何か問題があったようだが、よく判らない。イスに座って20分ほど待った。
すると、「キルギスからバスで国境を通り、カザフに入った」というような事を文章にするように言われた。日本語でもよいと言われたので、そのように書き、パスポートのコピーも取られ、部屋を出た。
係員がイミグレまで一緒に来てくれ、出国スタンプを押すように言ってくれたのにもかかわらず、イミグレの係はまたビザのページを見て考え込んでいる。すでに別室で処理済なのだ!早くしろ、ボケッ!
ここでまた20分くらい待たされ、さっき僕を別室まで連れて行った係員が、「早くスタンプを押してやれ」みたいなことを言ってくれ、それでやっと、渋々スパンプを押して、パスポートを返してくれた。ここで1時間もかかってしまった。
歩いてウズベキスタン側に行き、カスタムで英語の税関申告書を貰い、記入し、入国手続きをする。
外ではタクシーが待っていて、「タシケントまで$10」と声を掛けてくる。相場は$3らしいので、無視して歩く。
最後のゲートを出た所でもタクシーに声を掛けられ、$3で話がまとまったので、それに乗ることにした。あと2人、別の客が乗り、発車。バスとメトロで行くつもりだったのが、3ドルいいだろう。
地下鉄サビルラヒーモフ駅の近くの「Hotel TAPA (ドミ、2500Us,共同ホットシャワー)」にチェックイン。4人部屋に僕1人だ。
しばらく情報ノートを見て(ここには日本語の情報ノートがある)、外に買い物に行く。
ホテルに戻って、別の情報ノートを探していると、パキスタンで同室だった人に会った。偶然だ。
11月19日
朝8時過ぎに起き、ビザ取得の為にトルクメニスタン大使館に向かう。路線バスでロシアホテルまで25分、そこから歩いて、住宅街の中にあるトルクメ大使館に9時に着いた。
門番に「ビザが欲しい」と言うと、「10時からだ」と言われ、道端で待つ。雨がぱらつきだしたので、中国で買った折りたたみ傘をさす。
雨の中、待っているのが面倒になってきた。トルクメニスタンに行くのをやめて、トルコまで飛行機で行こうかと考える。中央アジアは移動や滞在などが、思っていた以上に大変だ。
とりあえず、飛行機のチケットを調べる為に、ロシアホテルの近くにあったウズベク・エア-に行き、イスタンブールまでの料金を調べると、約US$400と、結構高かった。
別の旅行会社に行き、トルコ航空の料金を聞くが、やはりUS$404と、ほぼ同じくらいだった。どうしようか悩む・・・。
雨がきつくなってきたので、ホテルの近くまで帰り、駅の近くの食堂でラグマン(中央アジアのうどん)を食べた。お金を払うと、一杯いくらかは知らなかったが、おつりが少ないように思い、「高いんちゃう?」と日本語で言うと、もう一枚お札を出してきた。油断ならない。
帰りに食料品店に行くと、ウオッカが一本、1250Us(約125円)だった。安いので買って帰る。
11月20日
今日はグルジア行きのエアチケットを探す。空港の近くにある、グルジア・エアーに行き、話を聞くと2週間に1便しかなく、僕が考えていた日には飛行機が無い。
でもUs255000と、イスタンブール行きよりはUS$150ほど安い。悩むところだ。
11月21日
昨日の夜、情報ノートを読んでいて、やっぱりトルクメニスタンに行きたくなった。優柔不断だ。
でも、今日は日曜日なので、大使館には明日行くことにして、今日は観光にする。
まずメトロでナヴァーイ劇場に行く。ここではオペラとバレエの公演があり、日曜日は昼からやっていると聞いていたが、今日は夕方5時からだった。
次はチャルスバザールに行くことにする。さて、どうやって行こうかと思い、ウロウロ歩き、トラムで行けそうなのでそれに乗った。
無事チャルスバザール前に着き、近くのコカルダシュ・マドラサと金曜モスクを見学。
それからバザールに行ったら、警官がウヨウヨしているので早々に出る。
近くにサーカスがあったので行ってみたが、公演は3時からだった。まだ時間があるので、先に旧市街に行き、バラクハーン・マドラサやモスクを見学し、もう一度サーカスまで戻ったが、歩き疲れたので今日は帰ることにした。まだ日はたっぷりある。
11月22日
朝8時半に宿を出て、トルクメニスタン大使館に向かう。9時15分に着いたので、少し近くを散歩して9時40分に大使館に行った。前で待っていると、門番のポリスがチャイをご馳走してくれた。
だんだん人が増えてきて10人位待っているが、なかなか受付が始まらない。10時から受付のはずが、結局11時20分になって、やっと中に入れた。
門を入ってすぐの受付でパスポートのコピーを渡し、申請用紙一枚を貰って終わり。10日後に写真と申請用紙を2枚ずつと、パスポートを預けるようだ。「用紙が一枚しかない」と言うと、「自分でコピーしてくれ」と言われた。ケチ!!
次はグルジア大使館だ。12時までに行けば間に合うはずだ。急いで歩き、25分。11時50分に着いたが、なんと、引越ししていた。先週の土曜日に下見に来た時に見つけられなかったはずだ・・・。
前にいた警官に新しい住所を聞いたが、判らず、大使館の中で引越しの後片付けをしていた人に聞くと、電話番号を教えてく、「ここにTELすれが判る」と言われた。しかたがない、今日はもうあきらめて、宿に帰ろう。
途中、トルクメの申請用紙をコピーし、トラムで帰る。
宿に帰り、ここのオーナーに事情を話し、さっきの番号に電話をしてもらった(ウズベク語もロシア語も出来ない僕に電話が出来るはずがないので)。すると、3時以降にもう一度電話をするよう言われたようなので、先に昼ごはんを食べに行った。
途中で壁に、模様の書かれた面白いビルを見つけたので、写真と撮った。
3時過ぎにもう一度、オ-ナーの部屋に行き、電話をかけてもらい、新しい住所と、行き方を教えてもらった。オーナーに丁寧にお礼を言い、部屋を出たが、はたして、無事、大使館にたどり着けるだろうか??
11月23日
朝7時半に起き、グルジア大使館に向かう。隣の部屋に泊まっている、日本人旅行者の伊勢さんと一緒だ。
メトロで終点まで行き、4番のバスを探す。駅から少し行ったところにバス停があり、そこから乗れるようだ。
30分待ってバスに乗り、昨日宿のオーナーに書いてもらった住所のメモを運転手に見せ、「降りるところを教えてや」と頼む。
5分位で着き、運転手が「あっち」と指をさす方に歩き、グルジアの国旗を探す。
が、いくら歩いてもそれらしい建物が見つからず、歩いている人にメモを見せて尋ねても、「あっちだろう」という感じで歩いてきたほうを指差す。
その後も何人かの人に聞いたが、どうもこのメモは大使館の住所ではなく、見印になる大きな病院から100mと書かれているようだ。しかし、いったいどっちに100mか判らない。
とにかく病院の周りをグルッ歩き、それらしい建物を探すが見つからない。
大きな病院の受付でも聞いたが、判らなかった。大使館は引っ越してきたばかりなので、地元の人達もまだ知らないのだろう。
近くにあった、どこか判らない国旗のある建物で聞くと、「すぐ近くの黄色い家がそうだ」と言われ、行ってみる。しかし、国旗も看板も何もない、ただの綺麗な家だ。中に人も居ないようだ。もう10時40分だ。
とりあえず前で待っていると、ベンツが来て門を開けた。降りてきた人に聞くと、ここがグルジア大使館だった。よかった、と思っていると、「今日は休日だからビザの発給はしていない、明日また来い」と言われた。
ガックリきたが場所が判っただけでもヨシとしよう。
帰りにUS$100両替(→105200ソム)したらすごい札束になってしまった。この国の最高額紙幣は500ソムで、日本円で約50円。210枚もお札があった。
11月24日
今日もグルジア大使館に行く。10時前に着き、門の前で待つ。門番も居ないし、このまま待っていても大丈夫かと思っていたが、10時半に中に入れてもらえた。
申請用紙と写真一枚、パスポートを預け、受付完了。今日の夕方5時に来るように言われた。
トラムでアミール・ティムールまで行き、食堂でコロッケ、ライスとパンで昼食を済ます。結構、美味しかった。
近くにあるアミール・ティムール・ミュージアムに行き、見学。展示されているものより、壁や天井に描かれている絵が綺麗だった。
夕方5時前にグルジア大使館に行った。パスポートと申請用紙は朝のまま置いてあった。これからビザを作るようだ。
20分位で出来上がり、US$10を払い無事、取得。後はアゼルバイジャンとトルクメニスタンビザだ。
11月25日
今日はアゼルバイジャンビザだ。メトロでハムザ駅まで行き、大使館に向かう。
9時40分に着き、警備の警官に聞くと「10時からだ」と言われ、待つ。
警官もヒマなのだろう、ずっと話しかけてくる。もちろんウズベク語で・・・。ほとんで、何を言っているのか判らない。
今日は雨が降りそうだったので、ウインドブレーカーを持ってきていたのだが、かなり寒くなってきたのでそれを着る。
そうこうしている間に10時になり、なんと、時間通りに中に入れてもらい、申請することが出来た。
しかし、3日間と5日間のトランジットビザがあると聞いていたのだが、3日間のビザ(US$20)しかなく、僕の欲しかった5日間の分が無くなっていた。
「3日間ではきびしい」と言うと、なんと1ヶ月間のツーリストビザがUS$50で取れると言われた。つい最近まで、ツーリストビザは発給されていなかったらしい。
少し高いが50ドルのツーリストビザを申請した。いくらなんでも3日間では、短すぎる。
明日の午後3時に取りに来るように言われ、パスポートの預り証(警官対策)を貰って外に出た。
11月26日
午後2時半にアゼルバイジャン大使館に着いた。3時に来いと言われていたが、すぐに受け付けてくれ、無事、ビザを取得。
後はユヌス・ハーン廟を見に行く。バスに乗りたかったが、何番に乗ったら良いのか判らないので歩いたら、1時間もかかってしまった。
警備員のような人が居たので、「中を見学してもいいですか?」と聞くと、どこからか英語の話せる兄ちゃんが出てきて、ユヌス・ハーン廟、シャイフ・ハバンディー・ターフル廟、カルディルガチュ・バイ廟と3ヵ所を案内してくれた。
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