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ユーラシア大陸を旅する

ユーラシア大陸を旅する

ポーランド クラクフ




ポーランド クラクフ
  1zt(ズウォティ)=約31.34円

7月28日

 朝早く目が覚めたので出発することにした。7時のポプラド行きに乗り、7時30分に到着。次のリサ・ポラーナ行きが8時15分発と書いてあるので待っていたが8時30分になっても来ない。インフォメーションで聞くと、次は9時40分だと言われた。

 まだ1時間も待つのかと思っていたらバスが来た。よく判らないが乗り込み、8時50分発車。

 最初はすいていたがだんだん人が増えてきて、とうとうぎゅうぎゅう詰めになってしまった。

 タトラス山脈越えは景色がすごく良いと聞いていたが、周りが人だらけで全然見えなかった。

 リサ・ポラーナに10時20分に到着。そこから歩いて国境を越える。まさかヨーロッパで国境を歩いて越えるとは思っていなかった!久しぶりのアジアな感じだ。

 国境で、残ったスロヴァキアのお金を両替をして、ポーランドのお金を手に入れる。ポーランド側の国境を出たところで、次のミニバスに乗り(5zt=約157円)ザコパネのバスターミナルまで行き、11時50分発のクラクフ行きに乗る。

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*ザコパネのバスターミナル*


 14時20分にクラクフに着いた。暑い。まずユースホステルに行ってみたが、レセプションが閉まっていて(ロックアウト)泊まれるか聞くことが出来ない。

 しかたなく、次は駅の東側の宿を探しに行く。暑い。汗がたらたら流れる。暑いし、荷物が重いし、もう倒れそうだ。

 やっと宿が見つかったので、少し高いがチェックイン。「Pokoje Goscinne(シングル、30zt=約940円)」。

 宿のおばちゃんと言葉があまり通じずに困っていたら、ちょうど帰ってきた学生っぽい女の子(多分泊まり客だと思う)が、少し英語が話せるみたいで、通訳してもらう。

 おばちゃんが「判らないことがあったらこの子に聞いて」みたいな事を言ったら、女の子はすごく恥ずかしそうに笑っていた。かわいい。

 しんどいがもう少し両替もしなくてはならないし、お腹もへってきたのでまた街に出る。

 まずカントル(両替所)で$100(→335zt)両替をするが、暑すぎて観光をする気が起きないので食堂を探す。中華の店があったので焼き飯とコーラで夕食にする。

 宿に戻っておばちゃんに3泊ぶんの90ztを支払う。おばちゃんとニコニコ笑いながらしゃべっていると(あんまり通じていないが・・・)お茶とお菓子を出してくれた。ついでにバスタオルと石けんもくれた。

 部屋に入っても暑くて日記も書く気にならない。夜10時になっても暑い・・・。


7月29日

 朝9時のバスで「オシフィエンチム(アウシュヴィッツ)」に向かう。1時間30分で収容所近くのバス停に到着。ここがどこか判らないので、同じバスに乗っていた人たちについて行くと、収容所が見えてきた。

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*3文字目のBが逆さまになっている*


 スペルの上下が間違っていることでも有名なゲートをくぐり、中に入る。28棟からなる元囚人棟は多くが博物館になっていて、髪の毛や服、靴など夥しい量の身の回り品等が展示されている。

 銃殺場やガス室等も見学。気分が重くなる。プノンペンのツール・スレーンに行った時もこんな感じで、苦しい気分になったことを思い出す。

 第二収容所(ビルケナウ)もあるらしいのでシャトルバスに乗って、行ってみる。

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*ビルケナウ*


 こちらは線路が敷かれた広大な敷地に、当時300棟以上のバラックが立ち並んでいたらしい。そして、その線路を使って列車でどんどん人を運んできていたらしい。

 見学が楽しい所ではないので、そこそこで引き上げることにして、バスでクラクフに戻った。


 クラクフに戻って、旧市街を歩く。バルバカンからフロリアンス門をくぐり、中央市場広場に向かう。

 聖マリア教会や旧市庁舎などを見学して、ヴァルヴェル城の方に歩く。途中、バルでピエロギとサラダを食べる。ピエロギはギョーザがロシアに伝わり、アレンジされた物らしい。

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*ピエロギ*


 城の大聖堂や旧王宮の中庭等を見学。クラクフもすごく綺麗な街だ。

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*ヴァルヴェル城の大聖堂*


 近くの「竜の洞窟」といわれるところがあるらしいので行きたかったが、今日も暑すぎて、歩くのが嫌になる。


ヴィエリチカ


7月30日

 朝、宿を出る前に宿のおばちゃんに頼んで、ワルシャワのユースホステルにTELをしてもらう。

 ここ、クラクフに来た時に、宿探しでちょっと苦労したので、今回はめずらしく宿を予約することにした。

 おばちゃんにお礼を言ってから、バスターミナルに向かい、明日のワルシャワ行きのバスチケット(37.5zt=約1175円)を買う。これで今日の仕事は終わったので、後はゆっくり観光に行ける。

 バス(2zt)に乗り、世界遺産になっているヴィエリチカ岩塩採掘場に行く。このヴィエリチカは1250年から1950年まで使われていた、世界有数の岩塩採掘所らしい。

 30分ほどでバスを降りたが、そこから結構距離があり、20分くらい歩いた。

 入場料42ztとカメラ代10zt(あわせて約1630円)を払い、ツアー形式の見学に参加する。

 ガイドさんが居るがポーランド語なので(多分)、全然わからない。まず、階段でえんえん、地下64mまで降りる。帰りはエレベーターだったので、往きは地下の深さを実感させる為に階段を使っているようだ。

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 下まで降りると涼しくて気持ちがいい。中は洞窟のようになったところや、地底湖、岩塩で作られた像やシャンデリア、巨大な礼拝堂など、いろいろあって面白い。 

 最後にレストランや土産物屋を見学してからエレベーターで地上に戻った。しかし2時間歩きっぱなしは疲れた。

 クラクフに戻り、また旧市街に行こうかと思ったが、暑すぎてもう歩けない。宿に帰って、部屋でごろごろしていたら雨が降ってきた。そしてヒョウも降ってきた。異常気象か?



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