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ちっちゃなお部屋

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近所の整形外科へ

「近所の整形外科へ」  平成19年1月~3月下旬まで(毎週火曜日通院)

 足首の痛みを覚えた翌日の火曜日、近所の整形外科に行くことにしました。
神経の痛みなのか?なんだかよくわかりませんが、整形外科は、神経も行けるんじゃないかな?と思って・・・。
違っていたら、どこに行けばいいのか教えてもらえるかな?と思っていました。

(今思えば、近所の整形外科じゃなくて、総合病院の整形外科に行くべきでした。私の本当の病名が分かるまでの長い遠回りの旅のはじまりでした。)


整形外科では、まず問診がありました。

「1月に入ってから、右足首のくるぶしの上あたりを押すと、足の甲に向かって痺れが走り、足の甲で痛みを感じる。
押すとしびれが走るところは、決まっていて、そこには何かコメ粒くらいのコリっとしたものがある感じがする。
寒いと何もしなくてもそこが痛いときもある。」

と、私は症状を、医師に伝えました。

医師が、触診します。
「触るとしびれが走るのは、どこですか?」
と聞かれ、自分で探して指さして、「ここです」と示した。

医師は、壁に貼ってある人間の全身を走る神経の図のポスターを示しながら、
「ここは、腓骨神経(ひこつしんけい)という神経なんですよ。」
と、説明してくれた。
ちなみに、感覚神経らしい。

とりあえず、まずは、レントゲンを撮ることになった。

レントゲンの結果、骨には異常がなかった。


医師からの問診が続く。

「最近スキーに行きましたか?」
(スキーのブーツでそこの神経を痛める人がいるそうです。)
→結婚前からスキーには行っていない。

「ブーツをはきましたか?」
(網上げ式のブーツで、きつく縛って、神経を圧迫して傷めることがあるそうです。)
→結婚以来ブーツを全く履いていません。しかも、網上げ式のブーツなんて履いたこと、ありません。

「そこを強打していませんか?」
(強打による神経の損傷)
→そんなこと覚えていません。どこまでが強打か、いつ強打したかなんてわかりません。
家の中をバタバタ動き回っているので、よく角に足をぶつけるし、掃除機をかけながら掃除機のホースがぶんぶん当たることもあります。

以上から、「何かに強打して、神経を痛めた」という所見となった。

「触るとコリっとするのは何でしょうか?」
と尋ねたら、

「それは、「腱」の部分だから、コリっと感じるんですよ。」
と、言われた。

でも、左足と右足と対象で同じ場所を触っても、左に同じものを見つけられないんですが・・・・。

と、あえて言わせて頂いたけど、上手に見つからないだけみたいな言われ方をした。
肘とかコリコリした場所あるでしょう?それと同じですよ。と言われた。



「とりあえず、1週間分飲み薬を出すので、様子を見て、来週来て下さい。」

という、運びとなった。


その時処方された薬(それぞれ毎食1つずつ飲む)
1.メチコバール錠500μg (末梢神経障害を改善する薬)
2.ロブ錠60mg (痛みや炎症を抑える薬。苦痛を和らげる薬。)
3.メサドリン S顆粒 (痛みどめを飲むので、胃の保護のための薬)


以上の3種の薬を真面目に飲んで、来週を待つことにした。




一週間後
特に、改善なく、同じ状態。
再び、「メチコバール・ロブ錠・メサドリン」を処方されまた来週の火曜日受診となる。



二週間後  特に改善なし。

↓ 

三週間後  特に改善なし。



四週間後  特に改善なし。


・・・という状態で、結局毎週火曜日、近所の整形外科に通院することになりました。
毎回、同じ問診で「変わりありません」と言い、「では、いつもの薬でまた来週」となった。

こんなことをしながら、子供会の会長を当時勤めていたので、「卒業生を送る会」でボーリング大会に参加する。
さすがにボーリングをしたら、もの凄く足が疲れた。

とにかくこの頃は、「毎週火曜日は整形外科の日」だった。

通院して、お薬を飲んで、1週間後また来院。
こんなエンドレス状態だった。

主人からは、「ずっと薬を飲んでいて、何も改善がないってどうなの?他の方法とかないの?」と、時々チラリと言われていた。

そんなことは、当の本人が一番気にしていた。
何しろ毎週火曜日受診です。
毎週午前中が病院なんです。
しかも改善が感じられない。
むしろ、ちょっとコリっが気持ち大きくなった気がするけど、これって気持ちのせいなの?とか自問自答。


3月の下旬の何度目かの診察の日。
思い切って医師に言ってみた。
「ずっとお薬を飲んでいますが、全くよくなる傾向に感じられません。」
(これって、失礼なのかな?でも、耐えられなかったから現況維持に。)

医師がちょっと考えて、次のような趣旨のことを言った。

 ずっと薬を飲んでいて、よくなる方向にいかないので、これ以上は『整形外科』の範中ではなさそうだ。
『神経内科』の分野になると思うので、紹介状を書くから、『神経内科』を受診しますか?


私は、迷わなかった。
ここでいても同じことの繰り返しだ。

ならば、神経内科へ行くことにしよう。

「神経内科は、どこの病院になるのでしょうか?」
と尋ねると、市内の総合病院に神経内科があるので、そちら宛ての紹介状をかきますので、と言う事でした。

紹介状を作成してもらうのを受け付けロビーの椅子に座って待った。
「この紹介状を持って、その足で神経内科に行こう!」
心の中で決めていた。
一気に今日のうちに、次に進んでやるんだ。
病院通いの日を増やしたくない。

待っている時に、というか、通院中から知っていたけど、ロビーにポスターが貼ってある。
「当院には、MRIがございます。」
それが、売り?なのかな?
MRIって何かな?
背粗症の人が、背骨を見るものなのかな?
程度だった。

(あの時、あそこでMRIまでこぎつけていたら、もっと早くコマは進んだのに、と思うと、今とても残念でなりません。)

「ししぃーさん~。」

と、会計で呼ばれた。

私は、支払いを済ませて、整形外科を後にした。

「紹介状」を持って、次なる「神経内科」へ急ぐために。

でも、それは、次なる迷宮への入口だった。




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