|
カテゴリ:カテゴリ未分類
城福サッカーの今年の目標として、徳永を東京の中心選手に育てるというものがあったと思います。ポジション的にも人間的にもチームの中心になってもらいたいという願いから、温情起用とも言えるような采配も見られました。しかし結果的に徳永は期待に応えるだけの成長を遂げられず、逆に不振でも外せない状況になってしまい、悪く言えば徳永と心中したこれまでのシーズンとも言えそうです。しかしこれも結果論であって、常に現状の戦力で右肩上がりを目指すという城福監督の考えは先日の磐田戦までぶれる事はなく、スタメンやシステムが決まらない事から監督の迷いを指摘する声も聞かれましたが、一貫した考え方は素晴らしかったと私は思います。
あと一つ気になっていたのは、選手の積極性が3年目になってかえって薄れているように思えた事です。監督のビジョンをやり遂げようとする気持ちはあるのですが、それ自体が目標になってしまい、ある程度やれたところで満足してしまったような場面が感じられました。東京というある意味おとなしいチームに、得点を立って勝つ事が選手の最終目標であるという所まで植えつけられなかったのが、今年の低迷の一因にあると思います。3年目になってより監督依存症が強まってしまったのでしょう。 オシム監督が千葉でやっていたことも志半ばで途絶えてしまいました。フィンケの目指すサッカーは同質とは思えませんし、この城福東京が取り組んできたサッカーを何とか今後も継承して欲しいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/09/19 10:58:15 PM
コメント(0) | コメントを書く |