アイアムこのテイドの人間ですわ

2007/08/07(火)20:51

息子と二人 鳥取まで青春切符の旅 後編 

へっぽこ旅行(19)

朝目覚めると台風5号は過ぎ去っていったのか、ホテルの窓から虹がかかっているのが見えた。 鳥取といえば砂丘。台風一過という不安もあったが、砂丘に向かうことになった。駅から砂丘へはバスが通じていて、路線バス、企画バスを含め1時間2本程度ある。自分たちが当たったのは、日に2便しかない「観光周遊ボンネットバス」であった。砂丘を通り岩井温泉というところへ行くらしい。 ボンネットバスなんて、自分らおじさんですら、少年というより幼年時代にしか乗った記憶がない。だからあまり懐かしいという気持ちにはならなかった。それよりも、乗り心地の悪いのにはマイッタね。 でも、乗客は我々だけ。300円×2で貸し切りだ。若い女性の車掌さんも乗っていて、とても親切だった。そういえば、昔のバスは車掌さんが乗っていたなぁ。この「観光周遊ボンネットバス」は岩美町という自治体がやっているらしい。多分こんな乗車率では民営だったら廃止だ。みなさん乗り心地さえ構わなかったら、ほんとうにいいですよ。鳥取へいったら是非利用してください。 バスに25分揺られ到着。バスは空気だけを乗せて走り去っていった。砂丘は台風の吹き返しで砂嵐。強風で散策とは行かなかったが、こんな風景を見れるのもそうはないこと、そう納得して観光を終える。駅までは路線バス。やっぱりこちらの方が乗り心地はよい。ただし、360円で60円高かった。 駅へ戻ると、台風の影響でダイヤに遅れ。帰路餘部駅経由という選択もあったが、遅れの時間が読めないのもあり、あっさり断念。往路と同じく因美線・智頭急行経由で山陽線に出た。普通列車はすでに出ていて、特急しか乗れず。スーパーはくとは終着が京都。このまま乗って行きたかったのだが、これでは青春切符は大赤字(※特急には使えない)。歯を喰いばり、上郡までとした。 上郡からは青春18切符の旅。前日、元取れなかったので、大阪より足を伸ばさなければいけない。仕方ない、京都まわり草津線の旅だ。途中草津線直通列車に乗るため、京都駅で下車。京都はよく行くが、車で行くか電車でも京阪丹波橋経由または市営地下鉄で行くことが多く京都駅はスルーしてしまう。新しい駅ビルになってはじめて降り立ち、その変貌ぶりに驚いた。 草津線は昼間は草津始発であるが、通勤時間帯は京都始発になる。ローカル線であるのでJR西日本の二線級の車両が使われている。今回はオレンジとグリーンのツートンの懐かしの国鉄色の古い電車だった。席は4人掛けボックス席である。自分の青春時代は、みんなこんな電車で青春切符の旅を楽しんだのだろう。若者どうしが相席し、列車に揺られながら言葉を交わし、親しくなっていたのではないか。時には恋も芽生えたりして・・・。残念ながらおじさんは、青春時代に青春切符の旅をしていないんだよね。 ということで、おじさんの青春18切符の旅は終わった。 帰路の運賃は4640円。これで、元はとれたぞ! でもね、大阪から鳥取まで高速バスは3600円なんですよ。しかも1日36便も出ているんですよ。青春18切符はそれだけで結局11500円はかかるんだから、 「どっちが安いか考えてみよう?」 はっきり言って、鉄道が好きな人にしか、これはおすすめできまへんわ。 それと、あと残った1日分をいかに使うかですね!

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