Mama's refreshments

我が家の隣の嫁さん。前出の通り田舎のヤン臭のする２１歳の彼女。

焼肉の食べ放題に行けば、店員の目を盗んで
タッパーに肉を詰めて帰るという荒技をこなし、旦那の車のジュースホルダーには
明らかに帰宅中の車中で飲んだと思われるビールの空き缶が入っている
そんな若げ溢れまくりの隣人を持つ我が家。

我が家は一階で、数段ある階段の下にはうちの子も含め、他の子供達の遊ぶ車や三輪車が置いてあり。
秋になって近所の落ち葉が舞い込むようになると、どうしてもその辺りが散らかって汚くなるので、以前は不動産屋がよく掃除に来ていた。

・・・が、それも空室があって、新規に入居希望者が見に来ていた間だけ。

空室が全て埋まった途端、「世間様にキレイに見せる必要はもうねーんだよ！けっ」と言わんばかりにぱったりと掃除に来なくなってしまった。
そりゃもう露骨な位。

なので、玄関を掃除するついでにたまにﾜﾀｼが掃除をしてみたりしている。
（「えらい！！」と思った？）
不動産屋が来なければ誰も掃除なんてするワケもなく果てしなく汚れっぱなしで、落ち葉や生ゴミの残骸なんかが舞い込んで来てとても汚いのだ。

元来ﾜﾀｼはそういう、ボランティア精神とか無償の奉仕とか、そんな親切なことは嫌いなたちで。
何か作業するなら、必ず心の中で絶対に見返りを要求するタイプ。

ともかく、そんなﾜﾀｼが汚れた階段下を掃除すること数ヶ月、どうにも我慢出来ないことが噴出！＼(｀∇´ﾒ)

隣の旦那。年は２５。これがどうやら家の中では禁煙を命じられているらしく、よく階段に座って外でタバコを吸っているのだ。
それは別によい。「嫁の言いつけ守ってえらいわねぇ。」、ぐらい。

ただ、灰皿があるにも関わらずその吸ったタバコを灰皿に入れずに、いつもいつも入り口付近に

ポイ捨てしているのだ！（￣□￣ﾒ）くわっ！

しかもその灰皿、自分ちの玄関にでも置いといて、吸う時になったら持って外に出ればいいものを、それすらダルいのかいつも外の、他の住人も行き来して目が行くような地面に灰皿を置きっぱなしなのだ。

常に吸殻で溢れそうになっているその灰皿。。
嫁さんも毎日買い物に行く時には絶対目に付いて気づいていると思うのに、中身をまめに捨てることもなく。

点々とアスファルトの上に転がっている吸殻を無言で「・・・シャッシャッ・・・。」と掃除するﾜﾀｼ。

きっと以前のﾜﾀｼだったら、こんな奉仕作業はしないだろうと思う。

それなのになぜこんなに黙々と掃除をするのかというと、そこがひなも含めて子供達皆の遊び場になっているから。

ひなは２歳半でもう、落ちてる物をいきなり口に入れるような心配はない年齢になってきた。
だけど・・・万が一吸殻を飲み込んでしまったら？？
たまに吸殻をつまんで拾い上げたりしてるし。

なにか事故になってからでは遅い。

隣の嫁が言うには、「ウチのダンナ、物とかを出しても片付けないからな～。」
なるほど。納得。
「吸っても片付けないからな～。」ってことなのね。

いつか、吸殻を掃除しているﾜﾀｼに気づく日が来るのだろうか～？と、意地悪な気持ちをミックスさせながら、掃除を続けるﾜﾀｼ。

隣から見れば実は「これ見よがしに掃除なんかして、嫌味っぽいな～。」とか思われてたりして（￣◇￣;)いやな年上ババァかも！？

でも、掃除をしてキレイになった翌日にもう吸殻が点々としていたりするとさすがに腹が立つので、旦那様に

「ちょっと・・・また落ちてるよ・・・。」

と呟いたら旦那様、やおらその吸殻を一つヒョイとつまむと



「ポイ！」



と隣の庭に投げ込んだ（ﾟ∀ﾟ;）ガーン！！

・・・見かけは柔和なクセに・・・ヒュウ♪～ <(・ε・ )>


ﾜﾀｼのこの暗い作業に気づく前に、実は早々に引っ越してしまいそうな隣人一家。

いつかそこんちの３歳の子供がﾜﾀｼが吸殻を片付けているのを見つけて、

「それ！パパのだよ！」

といかにも「うちのもんに触るなよ！」と言わんばかりの表情で言ってきたので、ピキーン！をこらえつつ無視して掃除を続けたﾜﾀｼ。

・・・文句を言おうにも、隣の網戸が開いててまる聞こえになりそうだったんで（^^;)



喫煙者の皆さん、タバコは迷惑にならない所で吸って、きちんと片付けましょうね(*￣＿￣)