カテゴリ:映画
< 漁師のカールが殺害され、死体で見つかった。容疑者は日系人のカズオで、第2次大戦直後の反日感情が渦巻くなか、裁判が行われる。新聞記者イシュマエルは、カズオの妻が元恋人のハツエとあって、複雑だ。
『シャイン』のスコット・ヒックス監督が、ハリウッドにわたって作った問題作。公正であるはずの裁判が、世のなかの人々の感情に流されかけ、公器であるべき新聞記者が、独自の調査で事実を入手しながら、元恋人への思いで事実を発表できない。イシュマエルをイーサン・ホーク、そしてハツエを工藤夕貴が演じ、ジェイムズ・クロムウェル、マックス・フォン・シドー、サム・シェパードらの名優が脇を固めている。せつない恋物語であり、同時に観客を釘づけにする法廷ミステリー> 工藤夕貴のハリウッド映画出演で話題になってから、ずいぶん経ちますが、見たかったこの映画をTVで見ることができました。 ただ、日本語版だったし、CMの多さにはちょっと・・・(苦笑) しかしながら、なかなか良かった! 移民、人種差別、戦争、殺人事件、そして初恋と、盛りだくさんの内容ですが、どれも声高に叫ばないのがいい。 しんしんと降る雪、初恋の日の思い出のフラッシュバックが、哀しみを伝えてくれる。 全体的に暗いトーンの中で、ハツエの赤い唇が印象的でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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