一枚のしおり

きょうは、職場の仲間達と、去年亡くなった友人の、一周忌のお参りをさせていただきました。
もう一年が過ぎたなんて、信じられない。。
仲好し夫婦だったご主人にとっては、なおさらでしょう！

きのうから手作りで準備してくださったお料理は、まさに工夫を凝らした家庭料理ばかり。
もちろん奥さんが亡くなるまでは、手を出すことさえなかったはずなのに、すっかり「主夫」の貫禄充分でした。
おいなりさん用に、豆腐屋さんから買ってきたあぶらげを、味付けした煮汁の残ったものは、きんぴらごぼうの味付けに加えたりするなんて・・・
手のかかる野菜料理中心に、どれもこれも美味しかった！

毎日３食、そんな手作りの食事だそうです。
それにもまして感心したのは、家中がピカピカにお掃除されていたこと。
窓ガラスも庭の花木がよく見えるように拭きこまれ、換気扇だって油汚れもなく、シンクもスッキリ！
（つくづくいい加減な家事をしている我が身を反省しました。）

「仏壇の上にちゃんと場所を用意したんだけど、台所で料理作りながら、振り返ると見える場所に飾ったまま動かせないんだよね。『そのくらいで丁度良いよ！』とか、『ちょっと焼きすぎじゃない？』とか言ってくれてるような気がするから。。」
ふんわりと微笑んでいる遺影。
やっぱり逝ってしまうのは早過ぎよ！