カテゴリ:映画
<母親の不倫現場を目撃してしまい、母とその相手を殺害してしまった、知的障害を持つカール。25年間の精神病院生活を終え出所した。そんなカールが、生まれ故郷に戻って仕事を得て少しずつ人々に慣れ親しんでいった。そこでカールは、父親のいないフランクと親しくなった。フランクはカールに、母親が恋人の暴力に悩んでいる事を聞かされ、その現場を見たカールにある決意が芽生えるのだった>
何の予備知識もなく、たまたま図書館で借りて観ましたが、すごく良い映画でした。 しゃくれぎみに顎を突き出し、お腹の上までズボンを吊り上げたカールを、ビリー・ボブ・ソーントン監督が自らが演じ、その淡々とした姿は何とも胸を打つものがあります。 「お互いの話し方が好き」父を亡くし寂しいフランク少年との心の交流は、カールにとって何よりも大事なものでした。 人間は哀しいものだなぁと思ったのは、カールの父母が子ども達を守ろうとしない姿、フランクの父が自ら命を絶ってしまうこと、そして母がその寂しさを埋めるために恋人を持ってしまうことなど・・・ そしてフランクの母の相手がほんとにろくでなしで、なんであんな良い母が。。。 余談ですが、そんな憎らしい役柄を演じる役者さんも、ある意味大した物だな~なんて思ってしまいました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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