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<硫黄島で米軍を最も怖れさせた指揮官は、家族に手紙を送り続けた父でもあった。
絶海の孤島・硫黄島で、総指揮官は何を思い、いかに戦ったのか……。妻子を気遣う41通の手紙。死にゆく将兵を「散るぞ悲しき」とうたった帝国軍人らしからぬ辞世。 玉砕という美学を拒み、最期まで部下と行動を共にした指揮官のぎりぎりの胸中に迫る。> 大宅壮一ノンフィクション賞受賞。 涸れ弾尽きる凄惨な戦場と化した本土防衛の最前線、その絶海の孤島硫黄島で、米軍を最も怖れさせた陸軍中将栗林忠道は、留守宅の幼い末娘を夢に見、お勝手の隙間風や空襲の心配をする愛情こまやかな父でもあった。 フリーライター梯 久美子さんが、その手紙の一節に心惹かれて、栗林忠道氏の遺族らを取材しまとめられた作品。 クリント・イーストウッド監督の映画「硫黄島からの手紙」で、初めて知った栗林忠道氏、もっと早く知っていたかった。 日本よりアメリカで知名度があるというのも、納得です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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