カテゴリ:単純化
「高所での酸素の欠乏が、いかに人間の心を弱らせようとも、人間には、そのような苦しい経験を切り抜けることのできる、もっと大きな力、魂の力というものがある。
私たちはか弱いテントと衣服とを唯一の武器として、それに心の中の決意を加えて自然のもっとも凶暴な力と相対したのである。たぶんその征服によって、そのような試練を生き抜くことによって自己を克服することが、人を繰り返しフロンティアへとおもむかせるのであろう。 その試練は、ときには海の嵐であり、北極の寒気であり、砂漠の酷暑であろう。それは魂や心のフロンティアなのだ。忍耐の限界を超えて、みずからを試練の場に投ずることにより、人は自分を知るようになる。その人は耐え、成長していく。 おのおのの世代は、その先駆者たちの築いた限界を超えて前進していく。大洋の航行、両極への到達、飛行、1マイル4分、相対性理論、原子核の分裂など・・・・。巨峰の征服もいわばこのようなフロンティアなのである。」非情の山K2 チャールス・ハウストン&ロバート・ベーツ共著 【最近制作したページ】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月15日 12時31分20秒
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