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らんうぇい104

らんうぇい104

「我らは今日も行く」まとめ

あまり好印象に思われてないんじゃないかな~と思ってたら
「結構面白い」と言う感想をいただくことが出来たので、まとめます
読みにくくなるかもしれませんが、ご了承を~



「展開! 15分で任務を遂行する!」

今日も忙しい。
俺は自衛隊員じゃないのか?
何故こんなイラクなんて面倒臭い所に連れて来られたんだ・・・・
それもこれも、俺が特殊作戦郡チーム2に入ったからか?

淀橋二尉は愚痴ばかりたれていたが、いつも「この仕事で給料を貰っているから別にいいや」と言う結論に落ち着いていた。

2004年、武装組織に拘束され、殺害された日本人の報復の為、日本政府はイラク中部へ、創設したばかりの特殊作戦郡を投入。
毎日のように、武装組織に関連する人物を割り出し、拘束し、情報を聞き出していた。
淀橋の所属する特殊作戦郡チーム2はアメリカ海軍のSEALチーム6を元にしており、他のチームと違って対テロ任務の全てを扱っている。
チーム2は自衛隊がイラクに派遣される際に物資用の輸送機に乗り、密かにイラク入りしていたのだ。

2005年の今日も、チーム2は武装組織の高官を拘束していた。
もちろん今まで一度も失敗した事はない。失敗すればその存在がばれるどころか
日本にいる傾いた考えの人間達が一斉に政府に罵声を投げかけ大パニックになるだろう。

「こちら桜分隊 高官5名を拘束 すぐヘリをよこしてくれ」

(CH了解 すぐそっちへ向かう)

桜分隊に入れられている淀橋は相棒の北村二尉と共に先頭に立ち、拘束する際に邪魔になる
脅威を排除する役目がある。
最も危険であるが、最も簡単な任務でもある。
だが毎日毎日同じ事を続けると、殺しでも飽き飽きしてくるようだ。

「菊分隊へ 遅いぞ!早く武器と書類を回収しろ! あと2分でCHが到着するぞ!」

(桜分隊! RPGだらけだ!そっちから何人かこっちによこしてくれ!)

「馬鹿野郎!てめぇそれでも兵隊か!頭を使え頭を!」

輸送ヘリ、コールサイン「CH」が到着するまでに武器と書類を運び出さなくては、敵の増援部隊が到着する可能性がある。
そうなれば、戦闘が長引くどころかチーム2の露出も危ぶまれる。
と、ヘリが到着した。

(こちらCH!菊分隊はどうした!)

「武器の搬出に手間取ってるようだ! こっちに向かってるから警戒を怠らず、待っててくれ!」

(了解!)

2分遅れて菊分隊が到着した。

「急げ急げ! こちら桜隊! 捕虜をCHに収容し、先に離脱! パイロット!急げ!」

こうして任務は成功した。
いつもいつも同じパターンであった。

彼等のキャンプは、普通科連隊が常駐する南部サマワではなく、中部にある砂漠地帯に作られていた。
ここでも淀橋は、北村に愚痴をたれている。

「ったくよ 新しい作戦はないのか? 米軍と共同でナシリヤに入る話はどうなったんだよ」

(あぁあれか? 米海兵隊が単独で占拠したよ 所詮俺達なんてグリーンベレーやSEALsから見たら鼻くそみてぇなもんさ)

「っち あっちに海兵魂があるならこっちにゃ大和魂があるってもんだ RPGとかAKなんぞ屁でもねぇ」

(特殊部隊は捨て駒さ)

「っふ」

そこに突然、当直の三佐がやってきた。

「出撃命令だ! 淀橋!北村! 部下を連れて1時間後に作戦室に集合しろ!」

淀橋と北村は、嬉しそうな目をして見詰め合った。
あの佐官の焦り様は重大な任務だとわかった。

「なんだなんだ? 遂に自衛隊も侵攻か?」

(お前馬鹿か? 頭を使え頭を!)

「それは俺のセリフだ」


1時間後

「桜分隊、淀橋と菊分隊、北村! 集合しました!」

作戦地点を示す赤色の磁石がナシリヤの所に付いている。SEALsの磁石もついている。ナシリヤ北方20km地点、ユーフラテス川沿いには米海兵隊と陸軍の大規模な部隊が待機してる事を示す磁石も・・・これは一言で「大規模作戦」であった。
特殊部隊は海兵隊と陸軍の先頭を切って町を制圧しなくてはいけない。

「事態は急を要する ナシリヤで地下に隠れていた共和国防衛隊が、武装組織と協同で大規模な軍事作戦を展開している。」

(米海兵隊と陸軍はどうしたんです?)

「奴らなら突然の奇襲にビビって後退したよ 海兵らしくないがね」

「一佐殿 我々はSEALsと協同作戦を?」

「その通りだ SEALsと協同で街の重要拠点の確保、出来るだけ武装組織を排除する作戦を行う こいつらが減らん限り大規模軍事作戦を展開する事は困難だ 出発は1時間後だ」

(我々が行う任務は全てですか?それとも一部ですか?)

「SEALsもお前等もやる事は一緒だ お前等に懸かってるぞ!がんばれよ! 解散!」

「(了解しました!)」

1時間後 駐機場

SEALsの隊長が訓示をしている。
やはりアメリカ人は威勢が良い。我々も訓示をしたい所だが、良い大人が馬鹿みたいに張り合うのもなんである。

(すっげぇなぁあの隊長 中佐らしいな)

「M16か・・・俺の銃と交換してほしいね」

(お前はトイガンでも持ってろよ)

「帰ってきたら覚えとけ」


時間になった。
SEALsのヘリは既に戦地に向けて出発し、到着している頃だ。
桜分隊と菊分隊が別々のヘリに搭乗し、戦火の舞台であるナシリヤへと突き進む。

「桜分隊搭乗! 循環番号!」

(菊分隊行け!)

空港の光がまるで蛍の光に見える。
人の命はあの光より輝いているだろうか。

(あの光を見てると感傷的になってくる お前に死の歌でも捧げたいね)

「お前が死んだら俺はこう言うだろうさ ママァ お友達がケツ撃たれて死んじゃった~ ってな」

(そりゃおもしれぇや イラク戦争のアルバムに載っけられるぜ 死ぬなよ淀橋)

「北村お前こそな」

北村と淀橋はがっちりと手を握り合った。


AKの音が聞こえる。それに加えてゴムの焦げたような匂いが充満している。
ヘリに射撃しているのか、カンカンと金属が金属に当たる音が聞こえる。
全員が暗視ゴーグルを装着した。
いよいよ降下だ。


「桜1!点呼!」

菊分隊も同じ頃、点呼を取っていた。

(菊1!装備を確認し点呼を取る!)

ヘリが最前線、ナシリヤの大きな道へと降下を開始した。

(こちら機長! 高度1mになったら合図を出す! 一気に降りるんだ!)

(菊1了解! 全員立て! 準備!)

「桜1! さぁ行くぞ! ナシリヤを奪い返せ!」

夜もふけた午前1時、日米合同特殊部隊チームの作戦が開始された。
まずSEALsと合流しなくてはならない。
合流地点は歩いて1分の所だ。

「こちら桜1 6時方向、建物の窓に注意し前進する 機関銃士!先頭に立て」

桜分隊の降下に続いて菊分隊が降下する。

(こちら機長9mだ! あと数秒で行くぞ!)

と、ここで桜分隊が建物の上に何かを確認する。
RPGを担いだ民兵だ。
このままだと菊分隊のヘリが撃墜されてしまう。

「8時方向!上だ!RPG!」

一瞬遅く、RPGは発射された。

(機長!)

(くそ!避けろ!避けろ!)

寸前でヘリは避けた
が、既に敵は次の弾を装填して狙っている
次はもう避けられないかもしれない

「良く狙え! 撃て!」

敵がRPGの安全ピンを抜き、トリガーに指をかけた瞬間、淀橋の放った弾は見事に敵の頭を直撃した。

(敵は排除されました! 機長! 急いで降下を!)

敵は街にウジャウジャといる。急がねば、すぐに増援がやってくるはずだ。
菊分隊が降下し、チーム2が全員集まった。

「全員、全周警戒でSEALsとの合流地点まで向かう。大部隊や車輌隊、RPGを持った奴に遭遇しても絶対に騒ぐな」

(よし 俺達は西から行く 桜分隊は東から頼む)

「了解 よし行くぞお前等」

菊分隊が500m程進むと、敵の部隊に遭遇した。
菊分隊には気付いていないが、どうやらRPG兵との戦闘の際に
銃声に気付き、戦闘配置についたようだ。

(AKS74にベレー帽・・・隊長 あれは共和国防衛隊です)

(くそ いきなりか 避けてくぞ 二人づつ道路を渡れ)

敵に気付かれない様にそっと進む。
見つかれば死ぬ・・・緊張の糸が解けぬ様、ゆっくりゆっくり自分を落ち着かせた。
なんとか渡りきる事に成功し、合流地点へと急いだ。

一方桜分隊は敵に遭遇せず、無事にSEALsとの合流に成功した。

「陸上自衛隊、特殊作戦郡チーム2の淀橋です」

(SEALsチーム6、カーク中佐だ よろしくな)

菊分隊との接触を待ち、前進する。
桜分隊に割り当てられた任務は街の閉鎖及び敵の排除、菊分隊はSEALsと共に街の各所にある民兵車輌、組織拠点の制圧及び爆破である。
そう広くないナシリヤでは簡単そうな事であったが、敵は精鋭、共和国防衛隊も含んでいるのだ。今回は手間取りそうだ。

(カーク中佐 爆薬の確認を)

(C4をたっぷりと用意した これで十分任務は遂行可能だ では急ごう)

「よし 聞けお前ら 敵の拠点を叩きに行くぞ 敵を見つけたら今度は逃げずに戦うからな!覚悟しろ!」


桜分隊が前進すると、目の前に敵の車輌が現れた。重機関銃を車載しているようだ。
まるで手が出ない。

「畜生!斎藤!グレネートをかましてやれ!」

(了解です!)

車の照準を合わせ、M203グレネードを発射した。
1発目は外してしまった

その隙を狙った猛烈な銃撃を食らわせてくる。

敵が手榴弾を投げた。

「斎藤危ない!隠れるんだ!」

(くそ! やり返してやあぅっ!)

斎藤が被弾してしまった

「斎藤!しっかりしろ!おい!」

肺に被弾していた。
充分なキットが無い・・・どうする事も出来なかった。

(あぁ・・・二尉殿・・・申し訳ありません・・・)

「斎藤 タバコを咥えろ たまに口から離せよ とにかくタバコを吸う事に集中するんだ!わかったな!」

斎藤が落としたグレネートランチャー付きの突撃銃を構え、車輌に向かって怒りのM203を放った。
車輌もまだ、猛烈な弾幕を張りながら走り回っている。

「来てみろこの野郎!」

狙った点より下を走る車輌。
斎藤の仇を取るべくグレネード弾が車輌に向った。

見事に命中し、車輌は爆発した。

だが、斎藤の息はもう途絶えていた。

「・・・川へ向かう 警備隊を制圧する」

斎藤の死体を見つめて呆然とする、若い兵もいた。

「貴様ら! 斎藤の仇が取りたくないのか! 死体は見るな! 前進するぞ!」


菊分隊は、民兵が使う車輌の駐車場に到着した。
重機関銃を載せた日本製、アメリカ製の車がたくさん並んでいる。
と、菊分隊に気が付いた民兵が10名ほど施設から出てきた。

(散会して応戦! 機関銃士!制圧射撃だ!)

機関銃士のミニミが横一線に火を吹くと、民兵はたちまち制圧された。
民兵がいるとわかった以上、この施設も制圧しなくてはならない。
予想以上に時間がかかっている。


「射撃止め! ボディカウントする!・・・・よし!橋を制圧したぞ!」

この頃、桜分隊が橋を制圧し、任務を一つ遂行させていた。

「菊分隊へ、こちら桜1 橋を制圧、封鎖した。 そちらの任務が終わるまでここで・・・」

その時だった。
部下が大声で叫んだ。

「隊長!!戦車!!」

橋の向こうから飛んできた砲弾が建物に当たって爆発した。

「戦車だと?!」

桜分隊が後ろを振り返ると、イラク軍の戦車が二両、自走対空砲が一両こちらへ向かっていた。
逃げるか、戦うか・・・ゆっくり考えている時間はなかった。
戦車から撃たれる機銃は、どんどんこちらへ近づいてくる。
早く逃げなくてはならない。

「畜生 桜分隊! 遅退行動を取りながら遮蔽物を探せ! ロケット砲手は俺についてこい! 無線で菊分隊に戦車の事を伝えるんだ!」

ふと目をやると、一人の兵が前方に取り残されている。
編入されたばかりの榊原二曹だ。

「榊原!急げ! 死んじまうぞ!」

(ギリギリまでここで防ぎます! 機関銃士の仕事です!)

そう言いながら彼はミニミを連射している。
だがイラク軍戦車の砲身は、確実に榊原二曹を捕らえていた。
今助けに行って自分が死ねば、それこそ桜分隊を崩す事になる。それに、間に合わない。淀橋はただ見ているしかなかった。

(畜生! 撃っても撃っても奴ら減らない!)

「無理はやめるんだ榊原!早くこっちに来い!」

轟音が響いた。
RPGが飛んで行くのが見えた。
淀橋の頭の中に編入されたばかりの榊原の顔が頭を過った。

「榊原!!!」

(マジかよ! ウソだろ・・・・・)


爆音と共に、榊原が居た場所にヘルメットとぐちゃぐちゃになったミニミがカコン・・と情けない音を出して落ちた。

盛んな若い兵隊が目の前で二人も死んでいった。

淀橋は大声を出したかったが、仲間の死を悲しんでる暇は無かった。

(桜分隊より入電! 大変ですカーク中佐! 敵軍の戦車が接近中!)

(何だと 畜生・・ 桜分隊の援護にまわる 突撃班と対戦車班から5名ずつよこせ!)

(桜分隊に連絡! 援護にまわる!)

桜分隊は苦戦していた。
戦車の後ろに隠れて50名程度の武装組織が接近していた。
手の打ち様がないが、降伏するわけにもいかなかった。

「・・・良く狙え 確実に当ててぶっ潰せ 副砲手、次弾をすぐ装填出来るように準備 二人の死を絶対に無駄にするな」

カールグスタフがイラク軍戦車の砲塔を狙う。
1発目を外せばロケット弾の存在がバレてやられる。
砲手の額から汗が流れる。
指も震えている様だ。

「落ち着け ・・・今だ!」

意を決して砲手はトリガーを引いた。
凄まじい反動と音を出して、イラク軍戦車の砲塔に一直線にロケットは進んでいった。
見事、砲塔付け根に命中した。
桜分隊が歓声を上げた。

武装組織の一部も巻き込まれた。
次弾を装填し、ロケット砲はまた放たれる。

(・・・・撃ちます!)
「行け!」

バシュ!っと勢い良く射出された。
武装組織の塊のど真ん中に命中し、歩兵を駆逐する事が出来た。

「やったぞ!このクソ野郎!」

喜んだのも束の間、自走対空砲がこちらに猛烈な射撃を開始した。
歩兵が持つような小口径の銃に比べて、自走対空砲が撃つ弾は恐ろしい程口径が大きい。
もし食らえば一瞬で肉片と化すだろう。
RPGも飛んでくる。

「RPG!!」

この場にいて気が狂わない方がおかしいような空気だ。
銃撃音、爆音、叫び声。

「畜生・・・遅退行動をとりながら後退! もう一度攻撃を行う!」

菊分隊も、SEALsと合流し、建物の影から対戦車ライフルで戦車を狙っていた。
射撃はSEALsの狙撃手だ。アメリカの中でも研究された狙撃手だ。
銃身はブレず、焦っているような表情も全く見せない。
狙撃手が深く呼吸をし、息を出すのと同時にトリガーを・・・引いた。

バシッ!と言う音と共に弾丸は発射され、旧式であるイラク軍戦車の装甲をぶち抜いた。
車体後部に搭載していた燃料タンクに当たり、戦車は炎に包まれた。

桜分隊や菊分隊なら歓声をあげる所だが、SEALsは声一つあげず、次の行動に移った。

(キタムラ 右から我々が包囲する 左から頼む)

(了解 一列縦隊で橋の左を固めるぞ) 

許可を出し、二方向から武装組織を取り囲んだ。

こうなれば、もう武装組織は成す術もない。
一部がこちらに手を上げ、降伏を申し出てきた。

菊分隊とSEALsから残した5名づつの兵も爆弾設置を終え、無事時間に間に合わせる事が出来た。

またお互いに、顔を合わせる事が出来た淀橋と北村。

「生きてたか お前に会えて嬉しいかもしれん」

(かもしれん かよ ま、いいか)

壮絶な戦闘を終え、SEALs以外のメンバーの顔はどこか遠くを見つめる様だった。


作戦開始から5時間後の早朝4時、ナシリヤ出入り口の橋。


「おい北村 お前生き残ったじゃん」

(おぉ まぁな)

「・・・部下を二名失った まだ編入されたばかりの若造さ」

(あぁ聞いたよ 榊原と斎藤だろう 気にするな お前のせいじゃない)

「・・・・」

(これでわかったさ やっぱ俺達は捨て駒だ)

「そうだな 確かに俺達は捨て駒だよ!」

タバコをふかしてリラックスする二人の元に、三佐がやってきた。

(良くやってくれた 目標は定刻通り爆破されたぞ)

「・・・そうですか SEALsのカーク中佐殿はどこです?」

(彼らなら、次の作戦へと向った 俺達と違って暇じゃないからな)

(全く腹が立ちますね あぁ・・三佐にじゃなくて戦争にです)

(・・・そうか ま、これからもこんな作戦は続くだろ ゆっくり休んで備えとけ)

「(了解)」

米軍の大部隊が侵入し、戦車や装甲車、トラックに兵隊がいっぱいだ。
捕虜が何名も連れてこられて長い列を作っていた。
こんなにたくさんの兵隊と戦っていたのか・・・・
今日俺達の目の中に入った何人が、鉛の塊の餌食になるんだろうか・・・・






・あとがき
文字並べるの下手クソなくせに小説打ってるんですよね^^;
だから一通り打ち終わった後は粗だらけです
あ、でもこれは修正後なのでそれなりにいけると思います^^;
いつも重いテーマで打ってるので(うまくいってませんが^^;)今回は
軽いノリで特殊部隊!と行こうとしたんですが、なんか胃もたれする
おいしくないギョウザ(?)みたいになっちゃいました


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