2007/02/08(木)16:38
こだわりの強い子
園のお友達で、こだわりと自己主張が強い子がいます。
先日、その子A君とお母さんとうちら親子と4人で、お茶飲んで帰ろう、ということになってお店に行ったんですね。
寒かったので、あったかいものを飲みたかったんですが、
A君がそば屋がいいと言い出したんです。
いや、ごはん食べるんじゃなくて、ちょっとお茶しようよ。
お腹は空いてないんだけどさ、コーヒー飲みたいんだ。
と言っても、
やだやだ、おそば屋にする。といってきかない。
A君のママはあんまり人前では叱ったりしない人で、
じゃ、コーヒーあるか聞いてくる、なんていっておそば屋に入って行っちゃう。
結局、アイスコーヒーならあるけど、、、と言って戻ってきたんですけど、
私もホットが飲みたかったんで、そば屋に入る気にはどうしてもなれなくて、
ちょっとトイレいってくるね、と言って中座。
戻ってきてもまだ状況は変わってません。
うちの子は、最初はA君と一緒になって、そば屋がいい、と言ってたんだけど、
そのうち、じゃ、ママたちの言うとおりでいいよ、と言ってきて、
A君にもなにやら話して説得にかかってるんです。
たいてい、うちの子は途中で妥協します。
私、子どもってそんなもんだと思ってたんだけど、A君見てるとどうも違う。
この子は強烈に自分を通したい性格のようなんです。
お母さんも結構手を焼いてるようで、育児関連の本をたくさん読んでらっしゃいます。
それで、長年の経験から言ってもこういう時は説得したり叱ってもダメなんだ、って思ってるみたいで、ダメなものはダメ、なんて言わないんです。
かえって時間がかかって、何もできなくなっちゃう。
それならこの子の主張をなるべく聞いてあげちゃったほうがいい、と思ってるよう。
私は、そうは言ってもそば屋はやだな~、と思ってたんですね。
結局このときは、うちの子に説得された形で、あったかいコーヒーの飲めるところへ入って、丸く?おさまりました。
A君ってまったくぅ。こまるよな~。時間かかるしィ。と思ってたんですが、
別の角度から見ると、A君はすごく一つのことに熱中する性格なんですね。
1年位前は恐竜博士、って感じでした。
恐竜のことなら何でも知ってる。
その次に虫博士になって、虫のことなら何でも聞いてくれ、って感じになった。
公園で遊んでるとき、こういうところにいそうだ、と言って土を掘り出したら、ほんとに幼虫が出てきたんですね。
それで、「これは○○ムシの2齢幼虫だ」なんて言う。
最近は水生生物に興味が集中しているようで、とても詳しくよく覚えてる。
おうちでもいろんな生き物を飼っているようです。
こだわりの強い子って、博士タイプか?なんて思う。
この自分を通すこだわりがあるから、恐竜博士、虫博士になるんかな、って。
すぐ妥協する性格のうちの子は、そういう、とことん物事を掘り下げていくってことは無いんです。
恐竜もムシも好きだけど、あくまでお友達の影響で、流されてそうなってるだけって感じで、あんまり強いこだわりは無い。
名前を片っ端から覚えたり、どの恐竜がどの時代に生きていただとか、だからこの絵はうそだ、違う時代の恐竜が同時に描かれているから、なんて言ったり、
名前の由来だとか、どういう性格だったかを覚えてたり、そういう子なんですね。A君って。
そういう、素敵なところがあるんだから、お店の前で30分くらい駄々こねるところがあってもいいか、と、そうパラダイム転換してみました。(~_~;)
で、うちの子に対しても、この子はいつになったらA君とかB君みたいに電車の名前をいっぱい覚えたりするんだろう?って思ってたんですが、
どうもタイプが違うのだ、と、思い至ったのです。
親の期待するタイプと違っても認めて、いいところを見つけて伸ばしてやるべきなんだと。
見かたを変えようと思った出来事でした。
読んでよかった本
7つの習慣 小学校実践記
7つの習慣 小学校実践記(2)
泣けました。
コヴィー氏の7つの習慣も読んだけど、難しすぎて、、、
これはホントすっごく良くわかる。。。って小学生か、私は!
小学校の先生が5、6年生に7つの習慣を授業で教えた、その記録です。
この先生すごすぎ。
望月さんの「宝地図」まで作らせちゃってる。
こういう先生のいる学校へ行かせたい。
渡邉先生、生徒だけじゃなく、全国の学校の先生に「7つの習慣」を教えてください(熱望)。
ぜひ一読を。