鳥取のNPO法人「グリーンスポーツ鳥取」のニールさんが来てくれました。
空港から塩釜に向かう途中に作るのを止めた田んぼがたくさんあった。
「ここをグランドにすればいいのに」「日本には土地がたくさんある」
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サッカーでは有名な塩釜FCのグランドを見学。左は代表の小幡さん。
「雑草は取っちゃいけない。無駄な作業。」「雑草でも週に1回刈ってやれば立派な芝生」
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芝生の上では止まらなくなります。
ボールが無くても走りっぱなしです。
ニールさんからいろいろとすごい話を聞きました。
校庭芝生化をした出雲市立大社小学校では、
万引き・いじめ・不登校・落書き等が無くなり、
午後の授業での学力がアップ(眠くなる子がいない)したそうです。
怪我(これは当たり前ですが)・病気欠席が減り
砂埃も無くなったそうです。
今回のワールドカップでは3位決定戦まで進出したアルゼンチン。
ほんの数年前には日本が勝ったりしてたんです。
国内プロリーグはありません。
でも学校・公園など子供が遊ぶ場所は全て芝生だそうです。
ニールさんはラグビーの王国ニュージーランドで常にトップ5に入る
クライストチャーチ・ボーイズ・ハイスクール(今年もNZで優勝し、春のサニックス・ワールド・ユースにも来日)の出身ですが、チーム練習は週2回(火曜1.5時間・木曜1時間)のみで週末に試合をするだけだそうです。それも9月~4月の冬の間だけ。夏にはクリケットやバレーなど他のスポーツをやります。優秀な子は、いろいろなスポーツで学校代表や地域代表になるそうです。
日本の子供は一つのスポーツしかやらないため、子供の可能性を潰しているように見えるそうです。
小学生には1時間まで、中学生で1.5時間までしか練習させちゃいけないそうです。
理由は集中力が続かないから。
それ以上させるとコーチの言うとおりにしかできないクセがつくそうです。
自分で考えて実行する力が無くなるそうだ。
熱中症で毎年5~6人の子供が部活中に死亡しています。
でも指導者の人達は真夏の炎天下での練習を止めません。
死ぬのを待っているように見えるそうです。
今朝9時過ぎに空港で会ってから今までず~っと熱く芝生化の重要性を教えてくれました。
(3時半にまたホテルに迎えに行き4時からの決勝をTV観戦予定)
自分の子供は土のグランドでは育って欲しくなかったので、インターナショナル・スクール(授業料が年間250万円だったそうです)に入れたそうです。
自分の国でもないし、自分の子供はもう成人してるのに、
なぜ日本の子供達のために
このKiwiのオヤジは熱くなれるのだ?